どっちにも転ばない

2004/10/14

むかしのひび

ちっちゃな雪使いシュガーに出てくる季節使いたちの名前がみんな調味料の名前になっているのはシーズンとシーズニングをかけているからだと思うんですがどうでしょうか。(だれに聞いてんのっていうか、そんな問いかけに反応してくれる人なんかいねえよ) それはそうと国連安全保障理事会ですが。最近にわかに国連改革ということが言われるようになりました。国連の役割や権限を見なおす時期にきているってことでしょうかね。某国が国連の決議を無視して開戦してしまったこともすくなからず関係しているのかもしれません。そんななか、日本政府も安保理常任理事国入りへの意欲を表明しました。なんていうか、どさくさにまぎれてってこういうことを言うんでしょうか、と思ってしまいましたが。あきらかに時期尚早というか。国内の景気や財政の建てなおしもままならない現状で、これ以上の国際貢献なんてしている場合かと。いえ、経済支援だけならどうということもないんですが、やはり武力の面でもよりいっそうの関与が求められるのではないかという不安はぬぐえません。現在の常任理事国はみな軍事大国ですし、核兵器ももっていて、そういった脅威をちらつかせることによってほかの国をたしなめるというか、安全保障の場において発言力を得ているわけですから。日本にもそうした期待が向けられることになるかもしれません。具体的に言ってしまえば軍隊をもたせるとか。ですから、それはちょっと待ってくれよと言わねばなりません。そのほかにも、アメリカにもう一票やるようなものだという反対意見が国外であがっています。いまの日本とアメリカの関係を考えたらそれもそうですよね。
ただ、そのあたりのこともふくめて国連改革をにらんでいるのかどうかまではわかりません。常任理事国の概念や条件をこれまでのものから変える、つまり日本のように兵力を提供しない国でも常任理事国になれるように、という提案をしていったらいいのかなと思います。でも、そんなこと言うならいっそ常任理事国そのものを廃止したほうがよいのではという気がしますが。現在の常任理事国はいささか特権的すぎます。国の力関係というか国力を考慮すれば現実的な制度と言えなくもないでしょうけれど、どんな大国であっても一国は一国だというのも事実です。国連改革が進展してこのようなところまで議論がつくされればいいのですけれど。

ソーシャル/購読

このブログを検索

コメント

ブログ アーカイブ