今月は映画月間でした。どういう風の吹きまわしでしょうアイアム。だって今月だけで4本も観に行ってますもん。しかも仮面ライダー4回なんていうオチでもなく。<だれもそんなこと疑ってねえよ まあなんて言うか、私も歳相応に目が肥えてきたというか、それだけレベルの高い趣味にいそしめるようになってきたってことですよ!<新聞屋からただ券もらっただけだろ? と、いっちょまえなこと書いてしまいましたが、実際問題私はまだまだ若僧だなと思って。比較的アダルト層向けの映画が多かったんですが、そういった作品の魅力を十分に味わえるほどには成熟していないって痛感しました。べつに今観ちゃいけなかったとは思っていませんが、人生のさまざまなプロセスを踏んで、いわゆる大人の世界というか人間関係の機微にもよく触れて、そのうえで鑑賞するほうがもっと楽しめるんじゃないかなって気がしました。まあ、どんな物語を見たり読んだりするでも、自分の知識や経験っていうものとぜったいリンクしてきますからね。自分が知っている範囲以上のことは想像したり理解することはできないわけで。そういった新しい世界に出会ったときに「すごい」のひとことで片づけてしまってはつまらないですから、自分なりにかみくだいて飲みこめるように日ごろから感性という名の歯を磨いておきましょう。(寝言)
それと今月もうひとつ感じたのは、映画はただ黙って観るものじゃないなと。上映中はお静かに、というのは常識ですし、不必要に物音を立ててはいけないとかおしゃべりしてはいけないとみなさん知っていると思います。ですが、だからと言ってそればかりを気にしてひたすら声を出さないようにむすっとしているのもおもしろくありません。せっかく楽しむために来てるんですから、もっと感情をあらわにしてもいいんじゃないかなって。おもしろかったら笑っていいし、仰天シーンのときははっと息を飲んでいいし、なんか後ろから音が聞こえてきたと思ったら振り返っていいし、よくやった!感動した!と思ったらエンドロールで拍手していいし、うるうるきちゃったらそっとハンカチを差し出していいし、ラブシーンのときはどことなくそわそわして体をくねらせちゃっていいし(それはおまえだけだろ)、イケメン俳優が出てきたときは女性ファンにまじってきゃーきゃー言っていいしー。(ていうかそうなのか?きみはやっぱりそうなのか?) こういうのって映画館ならではのおもしろさだと思いますし、おおぜいの観客の心がひとつになる感覚というか、あれはなかなかくせになります。
……なんて、行くたびにこんなよけいなことにばかり思いがめぐって、肝心のストーリーのほうにちっとも集中できてないんですよね。どう言ったらいいんでしょう、観ているうちに自分の中であれこれ考えが広がって、本筋のほうに没入というかのめりこめないことが多いみたいで。たしかに、本を読んで自分で情景を思い浮かべるのとはまったくプロセスがことなりますからね。私には映画鑑賞という趣味は向かないんでしょうかひょっとして。
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