虚偽速報。
【社会】HPパクリ訴訟、判決は「どっちもどっち」
インターネットのホームページ(HP)の内容を互いに盗作したとして管理者二名が争っていた裁判の判決が、28日下された。自らの運営するHPの話題や書式が複数回にわたって無断で流用されたとして、HP「帝王は点数計算ができない」(テイテン)のなまず主宰(26)がHP「あまやどり」を相手取って訴えを起こしたのが事の発端。これに対しあまやどりのondメンバー(25)は、テイテンも自分のHPの内容を盗用していると逆提訴、完全に争う姿勢を見せた。何度か行われた調停でも和解には至らず、28日、某大法学部サークル有志らによる模擬裁判が開かれ、双方痛み分けとする「どっちもどっち」の判決を下した。
判決はまずテイテン側の主張について、ondメンバーに明白な悪意はなかったものの、冗談半分でネタを引用したことが結果的に盗作につながったとして「未必の故意」を認めた。一方あまやどり側については、なまず主宰の行為は先にネタを盗用されたことへの報復にあたるとの判断を示して違法性を否定、主張を退けた。その上で「いずれのHPのパクリも相手の権利を侵害する意図はなく、損害を与えるものとも認められない」と述べた。さらに、両者が相手HPの文章を真似て自HPに掲載した後、京都市在住の女性(26)がインターネット上に「交換日記だったのか」などと書き込んでいたことなどを取り上げ、「パクリが両管理者の交流を示すものと閲覧者に受け取られ、また相互にアクセス数が増加する波及効果も見られる。結果としてプラスに働いているのでは」と指摘し、双方の訴えを棄却した。両者とも控訴する構えはなく、裁判はこのまま結審する見通し。
インターネット上の著作物の扱いや文章の無断流用(コピペ)の問題が各地で取り沙汰される中での訴訟とあって司法の判断が注目されたが、盗作を事実上容認するという、意外にも軽くあしらわれた形での幕引きとなった。法廷で裁判官の一人は「どちらも一人前に権利など主張できるほど大層なHPではない」と一蹴。別の裁判官も「くだらなすぎてNFの企画にもならない。そもそも提訴自体が子供のけんか」と不満をあらわにした。また裁判の最中、ondメンバーが突然席を立って「異議あり! と思いきや異議なし!」「写メールやめてください写メールやめてください」「っていうか私の顔が犯罪なんですけどね」などとわけのわからないことを口走り、審議が一時中断する騒ぎもあった。
(注:虚偽速報そのものがパクリです)
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