うらやましくはなし

2005/07/25

むかしのひび

戦国TURBというゲームをご存じでしょうか。知りませんか。そうですか。じゃあ今日のところはずらかります。<おまえの日記だろ こんにちは、ぷるぷるぱっく対応のondです。ドリームキャストの本体発売と同時期にリリースされたソフトのひとつで、3Dグラフィックスによるユニークなキャラクターが見ものです。なんと、原作はMS-DOSのゲームで、作者はかのBio_100%。PC98世代のみんな集まれ~!(おまえは誰だ) ある惑星に降り立った主人公がねこを仲間にして敵と戦うという内容なのですが、ねこたちは戦闘中はそれぞれ自分の意志で勝手に動きます。それも画面上をうじゃうじゃと。個人的にはピクミンなどの元になったシステムだと思っています。各ねこには自分の名前とステータスがあり、アイテムやレベルアップで強くなるRPG・育成ゲームの要素も持っています。しかし、どのねこも基本的に命つきるまで敵につっこんでいくので、せっかく手塩にかけて育てたお気に入りのねこがあっさり死んでしまうこともあります。
 と、ここまで書くと楽しそうなゲームですが、ごく一部のファンの熱烈な支持を受けるにとどまりました。何がいけなかったのかというと、おそらくはそのシールすぎる世界でしょう。主人公の少女は強大な力の持ち主ですが、やることなすことに自覚がなくて、うっかり星を破壊したりうっかり肉親を殺してしまいます。…ダメです、すっごいダメダメ。なんだか塊魂の父ちゃんを思わせる破天荒っぷり。戦闘中もひどいもんです。フィールド上には妖精さんが飛び回っていて、ねこたちのパラメータを上げてくれます。これだけだと非常にファンシーな話なんですが、ですがね? どうやって上げてもらうかというと、妖精さんを捕らえて食うんです。えーと……つづけますよ? はい、当時のポリゴン技術の粋を結集して無駄に生々しくバリバリ食ってます。しかも、捕らえた妖精さんはアイテムとして持っておけるんですが、早めに食べないと腐っていって毒アイテムになります。毒なのはこのゲームだ!とか思ったり。とまあ、こんなステキワールドがすきな人にはondが自信をもっておすすめします。今どこで売っているのかわかったもんじゃありませんが。

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