「不要不急が経済を回していた」の反対は「エッセンシャルワーカーは収入が低い」

2022/02/02

何様

夜嵐にわらうって百合?<おまえはそれしかないんか ごきげんよう。

デリバリー代行サービスが世に広まってあらためて明らかになったことがあります。
それは、宅配は誰にでも務まる仕事ではないということです。
奇しくもころなかを追い風に利用が急増しましたが、鳴り物入りで始まった当初のイメージは今や見る影もありません。
目につくのは配達トラブルや交通事故など負の側面ばかり。
自分を含め迷惑に感じている人は少なくないのではないでしょうか。

同様のしくみでタクシー配車アプリを提供している会社もありますが、タクシーはプロの運転手なのに対して配達は素人です。
サービスの質においてまったく別物であることは認識する必要があると思います。

一番の原因は配達員の教育がなっていないこと。
採用のプロセスや契約形態が不透明で、そのあいまいさがそのままスタッフの質に直結している印象です。
さらには、自分が実際にトラブルに巻き込まれた経験から言うと、会社からは配達員をトカゲの尻尾切りに使って責任逃れをしている態度を感じます。
こんな姿勢ではいつまでたってもサービスが向上するわけがありません。

責任感もない人間に大切な商品を任せて無事に届くなんて信じるほうがどうかしているということがおわかりいただけたかと思います。<何なの
やはりこんな海外発の安かろう悪かろうなサービスの日本進出を受け入れてはいけなかった。
それよりも既存の運送会社や出前をやっている店舗など、レベルの高い配達をもっとリスペクトしなければならないのにできていなかったのは社会として反省すべきことです。


運送業者や飲食物の宅配などで、ミスやトラブルを耳にすることってかなり少ないんじゃないかと思います。
おそらくは社内でしっかりとした教育制度やノウハウの蓄積があるのでしょう。
何より責任感が違います。
これも推測ですが、自分たちが預かった荷物だからとか自分たちが作った料理だからという思いがベースにある気がします。
だから確実に相手に届けたい、と。
すなわち企業努力や風土によってサービスの質が維持されてきたのです。

それなのにぼくたち消費者はいつからかそれを当然だと思ってしまった。
気軽にネット注文で何でも玄関まで持ってこさせ、さらには自分の都合で再配達を繰り返す。
かたや通販サイトも送料無料をガンガンうたい、まるで輸送という工程に価値がないかのような扱いです。
こんなことされたら誰だってやる気なくすでしょう。
それが運送会社の労働環境悪化や人手不足を招き、ラストワンマイルという社会問題として表面化したのです。
粗悪な業者やサービスの出現や、置き配トラブルの問題は、配達する人たちをこき使う消費者への強烈なカウンターパンチのように思えてなりません。

ひいてもデリバリー代行ときたら…(ぉ
本来ならば飲食店と注文者の双方に対して責任感を持たないといけない立場なのに、実際にはどちらへも思い入れがなく、粗雑な仕事ぶりや態度がみられます。
根底にはサービス会社への帰属意識の欠如があるのではないかとにらんでますけども。
仲間うちで教え合うようなこともなく、個人でやっている感覚なのでしょう。
個人に好き勝手に商売させたら大変なことになるって、フリマアプリという実例があるのに。
このまま野放しにしておいても事態が収拾する気がしません。

ここは一つ原点に返って、既存の配達業者を大事にすることが必要なんじゃないかと。
価値を認めてお金を払うところは払う、こまごまとポチって負担を増やさない、再配達が発生しないように日時指定する、そして感謝の気持ちを忘れないなど。
そうやって良質なサービスの評価を高めていって、いつかは悪質なサービスを市場から追い出す、となるように一人ひとりの行動を変えていくのがよいのではないかと思います。

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