エキノコックス(駅の料理人たち)

2004/05/30

むかしのひび

私もイベントレポートをしたためてみたいと思います。(も?) と言いますのも、けさ教会のミサに行ってきたんです。

……大丈夫かオレ。

いえ、いっぺん体験してみたかったんですよ。言わずもがなアレの影響っていうか。むしろ社会勉強っていうか。信仰心みたいなのはないんですけれど、あのおごそかで清らかで、心が洗われるような気持ちっていうのになってみたいなと思って。そっち方面はまったくの未体験ゾーンですから、困ったことに右も左もわかりません。しかし、私には心強い味方がついています。そう、キリスト系の学校出身の友人がいまして。…それだけの話ですけどね。<意味ないじゃんよ まあ、すくなくとも取って食われやせんだろうと思って、とにかく市内某所のカトリック教会へ向かいました。以下はその報告ですが、なにせ予備知識のない人間が書くことですので、誤解しているところや不適切な表現があるかもしれませんあらかじめご了承くださいっていうか領収書ください。(なんで)
まず、中に入れてもらえるかどうかが不安でした。教会はいちおうだれでも入れる、というのは聞いていましたが、実際はだめかもしれないなあと思って。…ほぼノーチェックでした。さすが人類みな兄弟。庭には芝生がひいてあって、それから背の高い像がありました。これが噂に聞くマリア像でしょうか。ここでは手を合わせるんですよね♪<そういう中途半端な知識だけはあんのな そして聖堂に入ると、ドラマとかでみるあの教会の内部そのものです。やや小ぶりでしたが。開始時間になって堂内が静かになると、オルガンと鐘の音が聞こえてきて。もうね、ここでぜんぶ持ってかれました(?)。すごくきれいな音色で、まさに荘厳というか、神聖な雰囲気というか、チャペルウェディングですよ!(ウェディングって) で、肝心の内容はというと、けっこうせわしなかったです。私ははじめ、ただじっと座って講釈を聞いているだけっていうのをイメージしていたんですが、実際はそうではなく、半分くらいは歌でした。ええ、歌。なんか話が終わるごとに席を立ったり座ったり、そしてオルガンの演奏を聴いたり、それに合わせて全員で合唱したり、むしろ神父さんが独唱したりー。なんかね、たとえて言うなら町内の合唱クラブの集まりさながらでした。みなさん歌い慣れているのかそれなりにうまいし。曲はというと、いわゆる賛美歌で、主をたたえるとかそんなのね。正直、まったくの初耳です。ハレルヤって言われてもねえ。晴れてハレルヤくらいしか知らない私にはこの仕打ちはつらすぎました。<仕打ちとか言うな
ひとつ、不思議なできごとというか特記事項があるんですが、神父さんが参加者になんか配るイベント(?)があったんです。私もとりあえず見よう見まねで列にならびます。それで順番に神父さんからなにか受け取っているみたいでした。白くて薄くて、遠目に見たかぎりでは花びらかなと思って。とうとう自分の番になって、差し出した両手の上に乗せられたのは……なんだこれ。えっと、もう、どう形容していいかわからない、ある意味日記サイト作者泣かせの謎のアイテム。白くてまるいものではあるんだけど、材質がなんの物質でできているのか見ても触ってもわかんなくて。しいてたとえるなら、えび満月でしょうか。あのお菓子の。もしくはブルボンプチシリーズのラングドシャ。(なんでそんなたとえしか出てこないの) わからないままとりあえず受け取りまして、で、これをどうするんだろうと思って。みなさんそれをもらって自分の席に戻っているようですが、すでにそれを手には持っていなくて。どこかにしまったのかなと思ってよく様子を見てみると、…口をもごもごさせてるんです。これ食うの?! じゃあお菓子にたとえたのはあながちうそじゃなかったってこと?!<そっちに驚いてる場合じゃなくて でもですね、ここではじめてためらいを覚えまして。ここまで、ほかの人の動きをまねて立ったり座ったり、賛美歌も口パクでごまかしたりして、ふつうの信者のふりを通してきた私ですが、ここにきて急に怖くなったんです。これ食べてもいいものかなって。もし口に入れたら、自分が完全にそっちの人間になっちゃうんじゃないかって変な危機感にかられまして。けっきょく踏み切れなくて、食べるのはやめときました。
と、そんなわけで。およそ1時間とコンパクトでしたが、緊張のせいかすこし肩がこったような。帰りにまたマリア像に手を合わせて帰ってきました。<そういうどうでもいいことは徹底してんのな 当初のねらいどおり、教会のおごそかな空気に触れることはできましたが、肝心の説教の内容にちっともついていけないようでは、今後また参加するのはむずかしいかな、って思ったのが正直な感想です。それでもとてもいい経験になりました。これで私も経験なクリスチャンに近づいたかな?(誤変換)

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