次はきみに決めた! ごきげんよう。
「安心してください」という言葉ほど安心できないものはありません。
(なんかあったのか)
たとえば通販などで個人情報を適切に管理しているとかいう説明をよく見かけますが。
その言葉をどう信用しろと言うのでしょう。
ISOとかPマークとかある会社は提示するのも一つの手ですが、素人には何のこっちゃですし。
運用の実態が見えなければ信用してもらえないのに、守秘義務とか言って見せないところがほとんどです。
どんなに厳重に管理していても、元社員が盗み出すといった防ぎようのない事態も発生しています。
個人情報は保護されている、なんて言い分は口約束にもならないただの気休めと化しているのが現状です。
他の分野でも、島d…某計測機器メーカーや某中古車販売会社による事件がありました。
機器をわざと壊して修理費を水増ししていたというものです。
顧客は担当者を信用してメンテナンスを任せていたでしょうから、とんでもない裏切りです。
素人相手だからわからないだろうという考えがあったのでしょう。
売買や契約はおたがいの信用があって初めて成り立つのに、その土台が揺らいでいる状況にあると感じます。
技術が高度化し、相手を納得させる説明が難しくなっている事情があります。
ECサイトにクレジットカード番号を入力させてそれが漏れないとどう理解してもらうのか。
他人事ながら難題だと感じます。
実際、不安を感じる人はクレジットカードを使わないという選択をしているわけですし。
さらに、多要素認証、暗号資産、マイナンバーなどなど。
次々に新たな情報や技術が現れて、どのデータがどのように保護されているか把握できている人のほうが少ないのではないでしょうか。
そんな葛藤を押し流すように、便利なサービスがどんどん生まれています。
信用が不十分な状態でも買い物したり契約したりすることもあるでしょう。
ですが、そこでもう一度原点に立ち返ってほしいと思います。
言葉巧みにこちらを安心させようとする事業者を鵜呑みにしてよいのか。
おそらくかれら自身もよくわかっていないのに。
運用実績やレビューを可能な限り確認するなど、信頼性を見極めるためにできることはあります。
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