ロンリーガールに逆らえない完結おつ。ごきげんよう。
緊急特番ー。
7月30日は土用丑の日でした。
普段は年中行事にちなんだ料理を食べるという発想がないのですが(クリスマスケーキですら!)。
この日は食べたかったものがあります。
いやどんな食べ合わせだよ!
というつっこみはさておき、うなぎ風練り製品です。
水産資源を守りつつ、味も食感も再現度高め、という理想的な食材です。
と言いながら、数年前に話題になった年に食べて以来2回目でした。
なぜそんなに間が空いたかというと…、売っていないからです。
今年も前々からスーパーをチェックしていたのですが、まったく見かけませんでした。
本物のほうは何週間も前から特設コーナーが作られて大々的に売られているというのに。
てっきりその隣に並べると思っていたのですが。
このまま当日になっても現れないのでは、と不安に駆られながらスーパーへ。
本物から離れた練り物売り場に、かろうじて1商品だけ置いてありました。
ほっと胸をなでおろすと同時に、扱いの差に寂しさを覚えたのも事実です。
自分はもう絶滅危惧種を食べる趣味はないので、このうなかま(カニカマにちなんだ呼称)が手に入るかは死活問題です。
通販で売ってたかもしれませんけどね?
でも身近なところで買えなければ意味がないと考えます。
市井の店舗で商品が置き換わってようやく社会に根づいたと言えるのではないでしょうか。
なぜ売られていないのか。
この数週間のスーパーを見ていれば理由はわかりました。
そう、小売店側が本物を売りたくて売りたくて仕方ないのです。
だからライバル商品であるうなかまをひた隠しにしたのでしょう。
絶滅の危機が知られるようになっても、牛丼屋もコンビニもこの時期積極的に蒲焼きや丼を売り出しています。
養殖技術が進んで数が確保できるようになったかららしいですが。
だったら自然界の個体数を回復させるほうに動かないといけないのに、いまだに日本人の胃袋に収まり続けています。
これからの食品業界は、消費者の多様化やSDGsに対応しなければ生き残れないはずなのですが。
ハラール、ヴィーガン向け、認証パーム油など。
環境保護を意識した消費者が増えているなかで、希少な生物の代替食材は必ず必要になってきます。
それなのに、サプライチェーンの一部に認識の古い企業がいては切り替えが進みません。
昔からの風習だからこの日はこれを食え、なんて時代遅れの商売は世界の恥です。
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