優待品充実しすぎィ! ごきげんよう。
スカッシュの底に沈んだ果肉をきれいに食べたい──。
そんな願いを叶えるための作法が「果肉道」です。
普通に飲んでいるだけだと底に大量の粒がたまって、もったいない思いをします。
しかしどうやって口に運べばよいでしょうか。
ストローで吸い上げようとすると大きな音を立ててしまいます。
完全に水分がなくなると吸うこと自体難しくなります。
果肉を拾うためだけにスプーンをもらうのも恥ずかしさがあります。
果肉道は、そんな思いを一度でもしたことがある人向けの流儀です。
果肉を残さず、かつ行儀よく食べるための技法を日々研鑽しています。
誰でも、始めようと思ったその日に始められます。
ストローを使って果肉を拾う方法は複数あります。
グラスの内側に押しつけて少しずつ持ち上げたり。
水分と一緒に穴の中に入れ、上側の穴を指でふさいだり。
実が大きければ刺すこともできます。
果物の種類や粒の大きさによって使い分ける、その判断が重要になります。
さらに、作法はスカッシュを飲むとき全体に及びます。
最初に水面や氷の上に浮いている果肉を食べておけば、底に落ちる分を減らせます。
氷を別の容器に移してストローを扱いやすくする小技もあります。
最後に吸い上げられるように水分を残しておくなど、飲み方のペース配分にも気を配ります。
喫茶店では怪しい動きをしたり大きな音を立てたりせず、落ち着いて振る舞いたいものです。
その上で粒を残さずグラスをきれいにできたら、これほど上品なことはありません。
そんなたしなみを身につけるために。
果肉道、始めてみませんか。
(オチません!)
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