にんじんなんて大嫌い

2003/07/22

むかしのひび

そして自分流をつらぬくレポートをめざします、私は。(倒置法)

01
手はじめにピンキーさん(源氏名)に会いに行きました。…源氏名? いえそれだと聞こえがわるいのでハンドルネームということにしときましょう。だってはじめて名前聞いたとき、まずハンドルか、そうでなければネタかって思いましたもん。まあ、オフ会とかですと、おたがいハンドルのまま自己紹介しあうことって多々見受けられますから。服にたくさん缶バッジをつけ、カウボーイハットが似合い、髪の色に負けないほど明るい子でした。印象に残っているのはとても気がきくところでしょうか。私はリブサンドを食べていたのですが、飲み物がなくなったのを見つけるなり水を持ってきてくれました。いえそれはもともと私がけちって追加オーダーしなかったせいなんですが。それにしても水かよ。パンに水はどうしても合うとは思えません。かと言って炭酸飲料も困りますが。ハンバーガーとポテトとコーラ、というアメリカンの食生活をひとごとながらほのかに心配してみたり。ともかくそんなピンキーさんの心やさしさに胸を打たれました。むしろ惚れました。第一印象ってやつです。(何が) っていうか実はたまたま寄ったお店の店員さんってだけのことなんですけれど、でも惚れました。受け取ったレシートに本当にPINKYって書かれてたときはちょっと頭が痛くなりましたがでも惚れました。ぼくはこの街に恋をしたね!<またか そして何より素敵なひとときをゲッツ。

02
そしていまだにどちらがどちら回りなのか覚えられないondです。せめて「時計回り」と「反時計回り」にしてください。見た目よりも機能性重視で、ええ。<機能性? 休日の閑散としたオフィス街でリーズナブルに一杯やって、さてそれからどうしようかという話に。私がけつかっちんだったのもあるし、ふたりでカラオケってのも何かと心もとない(?)ですし。でもなんていうか、アバンチュールしたい年ごろじゃないですか、ねえ。というわけでぶらり夜の歓楽街へ。<ガーン 目の前にあったのは、幻想的とも思えるほど明々とライトアップされた建物やネオン、そして深夜になっても眠らない街でした。街が眠らないから人が集まってくるのか、それとも人が集まってくるから街が眠らないのか。(注:うまいこと言っているようで中身がまるでありません) ていうか怖いです。戦慄です。甘いバラにはとげがあるってやつです。気をしっかり引きしめておかないと、いつなんときほにゃららなお店に引っぱって行かれるかわかったもんじゃありません。つーかそんな思いしてまで行く必要があったのかどうなのか疑問ですが、でもなんていうか、アバンチュールしたい年ごろじゃないですか、ねえ。(二度目) いえここは社会勉強と言うべきでしょうか。なのではぐれないように、それからむやみに声をかけられたりしないように、男ふたり身を寄せあうように歩いて回りました。…そのまま二丁目に迷いこんでいたらよけい危険だった、ということをのちに知りました。

03
ごきげんよう。また思い出の地へと帰ってきました。思い出の地っていうかM駅に。あの街はよすぎです。ピーコです。静かで趣があって、そこにいるだけで心が洗われるというかうっとりさんというか、とにかく最萌えなんです。なんというか、殺伐とした都会に咲く一輪の花のような、むしろ山百合っていうかー。<やっぱりそこか さて。目移りしてばかりの写真を見せてもらったり面白エピソードを聞かせてもらうたびに海外旅行に思いをはせてみたりするんですが、でもはせるだけだったりの私。だってめんどいもん。あとは爬虫類はかわいいなあという話題。<いつ分岐? そう、以前沖縄行ったときにゾウガメに会ったんですよ。すごいのっそりしていて、首のあたりの皮膚がすごいしわしわでふにゃふにゃしてて(ていうか触るし)、木の葉っぱとかちらつかせると寄ってきてぱくってやるんです。しかも乗れるの。ただきちさーんとか言いながら。もうたまりません! この気持ちは爬虫類フェチのかたにしかわかってもらえないと思いますが、とにかく最萌えなんです。(二度目) 夜は布団を貸与してもらって寝ることにしましたが、カメムシの死骸がへばりついていたり、むしろ半面ほど腐敗してるっぽくてなんかべっとりとしていたり、なかなか苛酷な生活環境だなあ、と。
それにしても。もっと気づかったり何かしたいと思っているのに、それをすべき立場にはない。私たちは同じところで足踏みしているようでした。自分にできることってなんだろう。

04
朝から買い物がてら歩き回って、日ごろまったく運動していないこともたたって早くも足がガクブルになっちまった状態でお昼を迎えました。そんなわけでもし機嫌わるそうに見えたら失礼。そしてばったり初対面。きやー。目がつぶれそうなほどみなさんセレブでいらっしゃいました。美しいしおしゃれさんだし、やっぱり都会っ子はちがうなあと素直に感動でした。そしてかわいらしいゲストも。ぐっ。いえどちらかといえばゲストは私なんですがそれはさておき。で、とりあえず昼食を取ろうと練り歩きツアーなご一行でしたけれども、なーんか、どこ行っても人がいっぱい。はじめに行こうとしたなんとかスタジアムというところは、はじめに入場券が必要でそこも行列で、しかも中に入っても一時間待ちとかむしろコーナーによっては入場制限とか言われたので、断腸の思いであきらめました。残念賞ー。人口の多さと、世間様は夏休みに入ったということを考えれば当然かもしれませんが、都会っ子はごはんを取るのもひと苦労。それからボウリングへ。ここでの特記事項は、やはりキティボウリングだったってことでしょうか。キティレーンに(私たちはちがうレーンでした)、限定グッズに、キティシューズに、もちろんキティボウル。私は言うまでもなくウハウハ平気ですが、免疫のない人だったら恥ずかしくてやってられないだろうなと思いつつ楽しい汗を流しましたとさ。

05
見ろ人がゴミのようだ。(メールより) とりあえず駅舎のあまりもの都会っぷりに驚いてしまったんですけれど、でもあえて言おう。さいたまさいたまさいたま! さて来ちゃいました。いちおう今回のメインオフであります、テーマ日記軍団のみなさんとお会いしてきました。みなさん日ごろから面白いテキストを書いているだけあって、リアルでもたいへんユーモラスで個性豊かで、しかも今まさに青春を謳歌しちゃってるヤング垂れ流しなメンツでございます。つまらんキャラをそこそこの文章力でごまかしてるだけのondとはちがうのだよondとは。はいすみませんこんなやつでした私。<平謝りモード 夜もふけてそのままお泊まりツアーズ。そういえばあの質問には明言を避けています。そして翌朝、はやく目が覚めてしまった私は、よそ様宅の朝刊をかってに読みふけったり近所の寺を散策したりとのどかに過ごしていたのですが、そうしたら会っちゃったよ。そう、VIPなゲストです。かねてから(というか前日に)耳にしていた噂の有名人ことナベさん(実名)。田んぼ一枚はさんだ位置からこっち見てます。まじ動けません。目と目が合ったらミラクルってやつです。戻ってからそのことを喜びいさんで報告したんですがトリビア的反応しか返してもらえず、ちょっぴりせつなかったらしい。でも、そんなところもふくめてみなさんがすきです。

intermission 1
ああ堅い話ですご了承。なんつーか、私も人の子だったっていうか、すっかりケターイ人間になっちまったなあと思って。まあ、今回は遠出でしたし、人と会う約束もたくさんしていたので、携帯電話がなければまったく立ち行かなかったってのは事実なんですけれども。や、逆にこんなときしかろくに使わないって説もありつつ。それにしてもこのondがねえ、と自分で思うくらいに。この脚線美がわからないとはねえ。(スネ毛を見せつつっていうか、関係ないし) 電車に乗っているときとか、あと人と話をしているのにぽちぽちいじっている人を見るのが、今までほんとにいやだったのですが、いざ自分がそれをやっているとなるとなかなかそうは言えなくなっちゃう。まあこれまでの嫌悪感ってのもいわゆる「今どきの若いもんは」程度の食わずぎらいだったんでしょうけれど。
そういえばこれ、べつに仕事で必要になったから持ったというわけではありません。そうでなきゃあんなピンクのなんかえらびません。完全に趣味です。ひとつの出会いが終わって、次の出会いがはじまろうとしていた、ちょうどそんな時期に契約したんですけれど(フィクション)、いくらパソコンとか専門でも根はローテクな田舎者なのでまったく使い慣れていません。つうか、しかも忘れ物も多い私はときどき携帯し忘れます。だめじゃん。

intermission 2
その日のスケジュールの関係ではからずも(つっこみ不可)同人誌即売会に行くことになりました。そっち方面のイベントに行くのはまる数年ぶりということになるでしょうか。まあ、オンリーものだから規模も知れているでしょうが。その日は夏まっしぐらとは思えないほど涼しく、電車の冷房にもあてられてすっかり体を冷やしてしまった私は乗り換えの駅まで長袖かぶってちぢんでました。ここ二日間の疲れもあったし、こんな体調で一日もつのかすごい不安だったんですが、駅に着いたらどこ吹く風。もう元気も元気、会場まで走ってるし。やっぱり私はこの世界の人間なんだなあ、としみじみ。
で、入場。キターー! そうだよ待っていたよこの雰囲気だよ。もう飛び込まずにはいられません。そしてondさん、いそいそドキドキ。あれです、あちこちのスペースでお釣り受け取らずに立ち去ろうとしたのは私です、はい。なんていうかね、同好の士には言わずもがなかと思いますが、買い物なんて考えてするものじゃないの。もう本能なの。一目会ったその瞬間が運命のシャッターチャンスなの。むしろ気がついたら買ってたとか事も無げに言えなきゃだめ。…いえわかってくれなくていいです。それから、一体になれるムードが楽しいのかな。みんな同じ穴のむじなっていう安心感がありますしね。カタログ完売のアナウンスが流れたときは全会一致でスタンディングオベーション。あれは盛り上がりました。

06
そんなわけですっかり魂の回帰(!)をなしとげて、意気揚々と移動。もう何だってできちゃいそうな気分です。具体的にはファーストフード店内で買ったばかりの戦利品をおっぴろげることだってできます。だってここはすべてが許される街ですから。<ちがうよね?隣の席の人ひいてたよね? すこし休憩がてらそんな感じでマイワールドにどっぷり四つして、それから感動の再会。感動の再会どころか、きやー。今日ぼくはキタキツネを見てしまった。<またか それからこりずにディープゾーンに連れてってもらう私。あー、うん、やっぱね、いいわ。すごいわ。何がって品揃えが。これはよそではまねできません。そして私自身も、こういうものを切り離して生きていくことはできないかもって思いました。今だから言いますが(?)、一時期はオタクな趣味からきっぱり手を引こうとか考えていたこともありました。でもできませんでした(失笑) それももともと見栄みたいなものがあったっていうか、そんなことのためにすきなものを我慢するなんてやっぱりばかげてるって、この日あらためて思いました。…最近はまたちょっと方向性がへんなほうへ傾きつつありますがそれはさておき。
いろんな人と会って、多くのことを教えられて。今までのそうした積み重ねが今の私を作ってきたのでしょうし、これからもそうやって私はやっていけるのだと思います。

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