世界が二人を乳首

2003/07/15

むかしのひび

スイカ週間はじめます。(ふるさと小包) 捜さないでください。
さて。なんであれっていつも小学校の作文とか文集とか引っぱり出してくるんでしょう。専門家みたいなの呼んで筆跡がどうだとかこんなこと書いてるからこういう性格だとか分析したりしちゃってさ。いえ、凶悪犯罪の加害者の人間像にはきまって世論の高い関心が寄せられますから、どういう人間かってのをすこしでも明らかにするためにわずかな情報や検証でもほしいってのは理解できます。ただ、書いた文章とかでその人の何がわかるってんだろうと思って。
もし私が社会的に重大な犯罪をおかして、このサイトの存在が明るみに出た場合、お偉いさんがたやマスコミは私という人間をどうとらえるでしょうか。どれだけ偏屈でゆがんでいるか、劣等感や不安でみちているか気づくでしょうか。こんな人間ならあんなことをしてもしかたない、と判断するでしょうか。そしてまたしても「インターネット」が槍玉にあげられてしまうのでしょうか。それは私が書いたものを見ているだけで、私自身を見ているわけではないのに。
まあ犯罪者ってのはともかく、ホームページでこうして日記を書いていたところで、読む人に伝えられる情報は微々たるものだと思っています。とりわけ私は自己表現がへたですから。自分の手で書いている以上、見せたいと思っているものしか表に出していないわけで。たとえそれが無意識の操作だとしても、そのへんすきなようによりわけたり隠したり、また書きかえたりゆがめたりしているはずです。そうでなくても文章でものごとを伝えるには限度があるのですから。だから、ぶしつけなこと言うようですが、ホームページを読んだというだけでひとりの人間のことを知ったつもりになるべきではありません。そこに書かれているのはほんの一握りのデータでしかないのですから。それではもの足りない、もっとよく知りたい、そう思ったから私は会いに行くのです。<なんかいいこと言ったよ!

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