銀幕レビュー
石岡タロー
まーたいぬのえいが見てるー。…ということでごきげんよう。
茨城県での実話を元にした話で、2023年の封切り当初は県内など一部地域のみでの上映でした。
それが徐々に公開先が拡大していって、このたび自分も観ることができました。
いやー感動でした。
一匹の犬の存在があれだけ多くの人の心に刻まれていたなんて。
小学校で飼われていたというだけではここまでのムーブメントにはならないでしょう。
タロー自身の一途な行動が、やがて人々の考え方を変え、住民に受け入れられるに至ったのだと思います。
長い時間の流れを連続した映像で見せることでそれが如実に伝わってきました。
撮影には並々ならぬ苦労があったと想像します。
児童の顔ぶれも毎年変え、昭和の風景を描くためにレトロカーを走らせる徹底ぶり。
タローの演技も、大人しくてひたむきで人々から愛される人柄?犬柄?をうかがわせるものでした。
さて、タローが本当に前の飼い主を待っていたのか、実際のところはわかりません。
それでも、犬の記憶力のよさはよく耳にします。
かつての飼い主を思い出して駆け寄ったとか、かつて住んでいた家に帰ろうとするとか。
こんなにも人を慕ってくれる生き物他にいませんって。
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