「売れる要素を組み合わせたから売れただけ」

2022/09/01

ダメだこいつ

今日はかけに変更してみた(何を ごきげんよう。

某ガンアクションアニメ人気について。(何
まだ感想を書く時期ではないですが、先にこれだけはお話ししたいと思って。

放映開始と前後して、現実世界では銃による悲劇が相次いで起きました。
アニメを見ていても、どうしても事件のことが頭をよぎってしまいます。
というかこの作品も放送中止になるんじゃないかと怯えたくらいです。
まったく関係なさそうな別のアニメが1話お蔵入りになったそうですが。
心のどこかに引っかかりを覚えた状態での視聴となり、手放しで楽しめない面がありました。

同じようにかげりを感じている視聴者もいるかもしれませんが、それでもほとんど影響を感じさせることなくもてはやされています。
本当にそれでいいんだろうか、と。
この状況に対して何も違和感を持たなくてよいのだろうか、と。

もっとも、ここでアニメの悪影響みたいなことを議論する気はありません。

ただみんなこういう話が好きなんだなと思って。
すなわち銃とか戦争とか犯罪とかバトルとか。
しんだりころしたりするやつ。


自分もミリタリーこそ興味ないものの、サスペンスやサバイバルは好んで見ている気がします。
生きるか死ぬかのぞくぞくする展開って言うんでしょうか。
フィクションの魅力の尺度は一にも二にもストーリーだと思ってまして。
しんだりころしたりするやつ、は続きが気になる展開を作るのに向いた題材なのでしょう。
その中でもさらに、わかりやすく相手の命を奪う意志を表現できる記号の一つが銃というわけです。

だからこそ、制作者にはそのわかりやすさに頼ってほしくないという気持ちがあります。

もちろん、ただの小道具ではなくガンアクションそのものを描きたいからという作品もあるでしょう。
個人的にはむしろそちらのほうが危険な方向に行きそうなにおいを感じます。
要するに銃器やその操作を魅力的に描こうとするわけじゃないですか。
悪いこと、残酷なことだという認識が薄れるというか感覚がまひするおそれがあります。
フィクションとして殺人を描いても問題ないし、登場人物の中では正義があるのだと思いますが、見る側がそうした行為を礼賛しないよう注意は必要かなと。

繰り返しになりますが、ドンパチや殺し合いのシーンが盛り上がるのはある意味当然のことです。
もちろん簡単な話ではないと思いますが。
それでも、そういった目を引く展開に頼らずにどれだけ面白いものが作れるか見てみたい気持ちはあります。

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