キャラクターに命を吹き込む魔法

2019/11/13

うわぁ…

ぶっかけたまに食べるとうめぇ。ごきげんよう。

予備動作と言うんでしょうか、自分が次にどんな動きをしようと
しているかをわざとらしく見せるくせがありまして。
たとえばアニメキャラなんかが、走り出す直前に両腕を構える
ポーズを取ったりしますが、要はあれをリアルでやっています。

…ってそれじゃただの痛いオタクみたい!<どうせ合ってるだろ

いえ何から何までオーバーアクションというわけではなくて、
もう少し具体的に説明しますと、周りの人に自分の次の行動を
予測してほしいときにだけやっています。
たとえば職場で、同僚の席の後ろに棚があってそこから資料を
取るとき、席に向かって歩いていきますがもうその時点で腕を
伸ばして何かを取ろうとするしぐさを始めています。
明らかに早いですよね。普通は棚の前に着いてからでいいのに。

これは同僚に対して、そっちに向かって歩いてるけどあなたに
用があるわけではない、後ろの資料が欲しいだけだ、という
意思を察してもらうためのサインを送っているのです。
自分が急に話しかけられると驚くから、というのの裏返しで、
相手を驚かせないように自分が話しかけるか否かを少しでも早く
伝えたいと考えた結果、話しかけない場合は自分が別のことを
しようとしている動作を大げさに見せるようになりました。
反対に話しかける場合は遠目から声をかけたり、なんなら自分が
席を立つか立たないかのうちにその場で第一声を発したりなんて
こともします。

これは職場での例でしたが、見ず知らずの人の前でもやります。

  • 地面にかがんで靴紐を結んだり物を拾うとき、アニメチックに
    今からしゃがむぞ的なポーズを取る
  • 人混みをかき分けてドアを開けたりエレベーターのボタンを
    押すとき、前もって手を伸ばしておく
  • 歩いていて右に曲がろうとするとき、がっつり右方向を向く

この動作は自分の中で「自ら首に鈴をつける猫」と呼んでいます。



これも他人に自分の行動を予測してもらうため、もっと言えば、
相手に話しかけたりましてや何かしようなんて意図はないことを
知ってほしいがために取っている動作になります。

おそらく、過去に予備動作なしで人に近づいていったら不審に
思われたみたいな経験をして、そこから防衛本能が働いている…
のでしょうが、はっきりとした記憶がなく定かではありません。
ただ、先の「猫が自分で鈴をつけた」のような表現はかなり
以前から自分の中に存在していましたし、古くからこうした
行動を取っていたことは確かです。

きっと根底にあったのは、少しでも他人に迷惑をかけたくないと
いう思いだったのでしょう。
大学時代や新社会人の頃の自分はとにかく劣等感の塊というか、
誰からも不快に思われているという思い込みを抱えて生きていて、
それこそ自分を件の寓話のねずみたちに疎まれる猫だととらえる
節がありました。
自ら鈴の音を鳴らして歩けば周りの人にすぐ気づいてもらえる、
少しでも不審感なり嫌悪感がやわらぐのではないか、と。

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