新米姉妹ドラマ見たいけど見逃してしまう…。ごきげんよう。
ラグビー日本代表、成績はもちろんですが、この国の古い
スポーツ観を覆した点でも大仕事をやってくれたと思います。
選手がインタビューで繰り返し口にしたのは「犠牲」という
言葉でした。
ヘッドコーチも英語でsacrificeと。
今年に入ってからだけで240日もの合宿を行ったそうですし、
また「4年間」という言葉もよく聞かれたように、前回大会
終了後からずっと切れ間なく準備を続けてきたのでしょう。
それだけの莫大な時間を、ラグビー以外のことは全て捨てて
つぎ込んで、ようやく強豪国と戦う自信を獲得したのです。
「最後は気持ちの勝負」「気持ちの面で負けるな」などと
よく言いますが、ではその「気持ち」はどこから来るのか。
それを身をもって示してくれたのが代表選手たちでした。
今大会をきっかけに、ぼくたちがスポーツ観戦するときの
見方も変わっていけばいいですし、選手に対して根拠もない
精神論を振りかざすコメンテーターやご意見番()が
いなくなってくれることを願ってやみません。
またスポーツ以外の場でも、人に対して自信を持てとか
自分を好きになれとか無責任に言ってしまいがちですが、
そのためにどれだけの時間や努力がいるかと考えると今後は
おいそれと口にはできないなと感じました。
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