ワープの社長

2006/02/14

むかしのひび

リラックマがすきです。あの中途半端にやさぐれてるところが。…ondです。
Jリーグ公式ホームページ(www.j-league.or.jp)には、Jリーグに所属するクラブの紹介や、これまでの公式戦のデータなど、さまざまな情報がのっていて非常に役に立ちます。選手の加入や移籍などの動き、歴代の優勝クラブや通算成績、観客動員数、さらにシーズン中は試合速報やダイジェストなど、ほぼ何でも手に入ります。Jリーグの歴史そのものがまるごとぎゅぎゅっとつまっているってかんじです。
そんな豊富なデータのなかに、過去の公式戦におけるゴールキーパーの「防御率」なる数値が掲載されています。野球のピッチャーの防御率と同じ考えで、出場時間中にどれだけ失点したかをキーパーごとに示したものです。ですが、見てみたところこれはあまり意味のあるデータとは呼べない気がします。クラブの中でもっとも出場時間が長かった正ゴールキーパーについて見ると、2005年のJ1全18選手のうち、1人だけが90分間あたりの失点数が2点台で、ほかはみんな1点台でした。なのでとくに目立った差はないというか、このデータだけではゴールキーパーの優劣を判断するにはとてもたりません。これはまあ、もともとサッカーがそういうものだという要因が大きいんですが。大量の点差がつく試合が少ないし、そもそもキーパーだけの責任で失点するというケースもまれですから。どんなにキーパーの技量がすぐれていても、ディフェンスが弱ければ簡単に点を取られてしまいます。なので、ゴールキーパーだけを見て失点数や防御率について議論してもしょうがないというか。むしろチーム防御率と言ったほうが近いかもしれません。

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