ボジョレより小樽ワイン

2005/12/09

むかしのひび

「○○で検索して来た人がいる」とかいちいち書くな。…ondです。
今夜は年末特番です。2時間スペシャルと言ってもいいぐらいの。

♪2005年あまやどりOricon(オリハルコン)トップ10
1. あしあとリズム/霜月はるか
2. 恋せよ女の子/田村ゆかり
3. Leaf ticket/KOTOKO
4. 地上の戦士/紐育華撃団・星組
5. Life Goes On/有坂美香
6. Skyblue gradation/水樹奈々
7. ハッピー☆マテリアル/麻帆良学園中等部2-A
8. Forever.../savage genius
9. ループ/坂本真綾
10. DAYS/FLOW

というわけであらためましてこんばんは、昔はカウントダウンティービーの51~100位をみるのが楽しみだったのに最近はマニヤ曲が上位に来まくっているのでその必要性を感じなくなったondです。(また司会かよっていうか自己紹介なげーよ) きみは不感症か。(ご挨拶だな) というか、そもそも番組自体ひさしく見ていませんがそれはさておき。音楽の趣味かたよりまくりの私が2005年のマイベストをえらんでみました。でも、メジャーな曲も多くてわりとおとなしいランキングかも(注:あくまでそっち方面の中でのメジャー)。それでは個々のタイトルを振り返っていきまっしょい。一曲も知らないって人はここから先は読み飛ばしてください。むしろでてけ。今すぐ荷物まとめて出ていけ!(これ) あんたなんかうちの子じゃありません!<おまえこそどこの馬の骨だ

DAYS。どんじり10位でやっと白組がすべりこみ(白組?)。「交響詩篇エウレカセブン」オープニング主題歌。アニメは中盤以降がぜん盛り上がってまいりました。人をムッコロしたり血がドバー吹いたりエウレカぬるぬるしたり(ぇ)なグロ展開で、朝から子ども向け番組でこんなのやっていいのかよと思いつつもすんげえおもしろいの。現在、オープニングはべつの曲になっていますが、作中の戦闘シーンなどでDAYSが流れることもあります。高品質で見ごたえのある激しいアクションを、たたみかけるようなラップ調の曲がさらに盛り上げる、という最高の演出で気分はノリノリ。というか、逆にこれくらい凝った聴かせかたにしてくれないと男性ヴォーカルなんてろくすっぽ耳に入ってこない説。

ループ。「ツバサ・クロニクル」エンディング主題歌。菅野さんじゃない真綾さんって新鮮だな、と思って。いえ、それほど聴いているわけではないので、とくにここ最近の状況はよくわからないんですが、それでも以前のアルバムの曲などと比較するとまたちがった雰囲気があります。ループのようにまっすぐに気持ちを表現する歌がもっと出てきてもいいかなと思います。それはさておきツバクロ、なんというか残念な出来でした。いえ、さすがにカードキャプターさくらと同じようなものが出てくることは期待していなかったけれど、かなりベクトルが離れていったような。絵柄にしても音楽にしても演出にしても、個々のパーツはいいのにいかんせん取り合わせがいくない。けっきょく曲もそうで。ループも単体ではいいしエンディングテーマにぴったりなんですが、あの番組の中で使われるとどうしても浮いてしまうというか。来年4月からの続編で、どう軌道修正してくれるか期待したいところです。

Forever...。「エレメンタルジェレイド」オープニング主題歌。まったくノーマークなところからのランク入りでした。もうね、こういうはじける曲がすきなんです。アップテンポで激しいビートで、その中にからめてくる甘い声のヴォーカルっていう組み合わせがいい。高音をかわいく出せる歌声にはどうしても惹かれてしまいます。これからも要チェックや。それにしても、コミックブレイドはがんばっているみたいで。2005年だけでジンキ・エクステンド、EG、ARIAと3作品もアニメ化しました。対する(?)ガンガン陣はまほらば、これが私のご主人様、ぱにぽに。…色モノ系? スクエニから作家ごっそり引き抜いて独立したときはどうしようかと思いましたが、まあ温かく見守ることにしましょう。

ハッピー☆マテリアル。「魔法先生ネギま!」オープニング主題歌。世間をにぎわせたというか、一般人にも知れわたったという意味では知名度ナンバーワンのアニソン。もちろん話題性だけではなくて、現代アイドルポップスの基本要素を押さえたしっかりした曲です。こりゃ確実にヒットするわな、と思わず納得させられるほどの隙のなさ。おそらく、複数のバージョンの制作や編曲などを見越して、骨格をきっちり作ったためでしょう。だから毎月CD発売なんて離れ業も可能だったわけで。だからって、じゃあ何月のがすきかと聞かれて答えられるほど聴きくらべてはいませんが。しいてあげるならDVD特典のネギ先生バージョンかなあ。<なんでそんなの知ってんの!おもくそ聴きまくってんじゃん!

Skyblue gradation。「魔法少女リリカルなのは サウンドステージ03」収録。なのはの曲は神がかり的なハイクオリティです。1期オープニングのinnocent starterは、フェイト役の奈々さんが「なのはからフェイトへの思い」を歌うという、ファン心理をくすぐる逆転キャスト。A'sオープニングのETERNAL BLAZEはストレートにフェイト視点みたいですが。2曲とも作詞は奈々さん本人で、脚本をすべて読んでイメージを膨らませてから書いたそうです。だからものすごく気持ちが伝わってくる。ストーリーを頭に入れて聴くとさらに泣ける。これぞアニソンの鑑。ただ、ETERNAL BLAZEはちょっとうるさすぎるかな、という印象。奈々さんの歌声を最大限に引き出すにはしっとりメロディがいちばん、ということで最萌はキャラソンのSkyblue gradationにしました。本編終了後の物語で、初めて友だちを得たフェイトの素直な気持ちが歌われています。
それにつけても奈々さんですよ。ことしは本家オリコン2位を獲得し、ゴールデンの音楽番組にも出演するなどファンをわかせました。まちがいなく声優界のマンオブザイヤーにあげられるでしょう。というか、奈々さんは本当に実力派だと思います。ETERNAL BLAZEとか、アニメ主題歌だと知らなくてもふつうにかっこよくて聞きほれますって。歌は冗談抜きでうまいしルックスもいけてるから、わざわざオタク世界に入らなくても、まっとうにアイドル歌手でも演歌歌手でもやっていけたのではないでしょうか。事実、ちびっ子のど自慢大会を総なめにしてきた過去もありますし。…それがなんでこっちに来ちゃったんだよー!(泣)(ていうか「こっち」なんだ?) でも…こっちに来てくれたよかったよーーー!(感涙)

Life Goes On。「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」エンディング主題歌。有坂美香さんの登場にびっくり。dis-(無限のリヴァイアス)のしびれるかっこよさに酔いしれて以来のファンなんですが、アニメ方面の活動はあまりないみたいです。調べてみたらほかには十二国記くらい。そんな人がひさしぶりの、しかも梶浦プロデュースでのリリースです。有坂さんの力強い芯の通った歌声と、迫りくるような重厚なサウンドが非常によくマッチしています。まさしく夢のタッグがここに誕生。初代ふくめ、種の歌でよかったのは梶浦ファミリーだけだったような気が。See-Sawとか。それ以外はしらなーい。というか、梶浦ファミリーといえばondお気に入りの千葉紗子さん。こっちのコンビは最近活動しているんでしょうか。なんか、ふたりで南里侑香さんを取り合っているみたいな状態になっちゃってるんだが(tiarawayとFictionJunction YUUKA)。……アニソン業界の百合三角関係キタコレ。<そんな考察するのはおまえだけだ

地上の戦士。「サクラ大戦5 ~さらば愛しき人よ~」オープニング主題歌。感想としては、凛々しいとか勇ましいという印象を受けました。ヒロインたちが舞台の上で堂々と歌っているさまが思い浮かんできそう。そういえば「歌劇団」なんだよな、ということを今さら思い出してみたり。サクラ大戦の主題歌といえば初代の檄!帝国華撃団が有名でしょうか。ゲーム音楽にあらたな旋風を巻き起こした名曲と言えるでしょう。サクラ大戦シリーズはその後も凝ったつくりの主題歌や音楽を出してきていて期待を裏切りません。いつもいい仕事しているなというか、安心して聴けるものばかりです。ゲーム自体も根強い人気だし、このぶんだと、シリーズ完結するのもまだまだ先のことかもしれません。

Leaf ticket。「パルフェ ~ショコラ second brew~」オープニング主題歌。メジャーリリースの421 -a will-とどちらを取ろうか迷いましたが(自分ルールで一人一曲)、けっきょく「本職」のほうを採用。でも421も超絶お気に入り。メジャーデビューを果たしたKOTOKOさんからファンへの感謝のメッセージという内容で、全編を通じてありがとうの気持ちであふれています。アルバム硝子の靡風発売後に人気が加速して、携帯電話サービス会社のCMソングに。そのテレビCMみました。曲が流れるだけでなく、本人が出演して宣伝のコメントまでしゃべっています。生KOTOKOさん!(生じゃないからっていうかあんた生も見たじゃん)
…って、そろそろLeaf ticketのほうの話をしないと。前作ショコラに続いてオープニングを担当。ラブソングの王道をいくような物語風の甘い歌詞を、しっとりと心にしみるテンポで歌い上げています。というか、メジャーでもこういう曲出してくれたらいいのに…。毎度につけ思うのが、ちゃんと作品を理解しているなって。KOTOKOさんの真価は歌手としてよりも作詞・作曲で最も発揮されます。シリアスな作品にはせつない曲、かわいい系の作品にはポップな曲、おバカな作品には電波ソングと、ゲームの雰囲気を的確に伝える主題歌を手がける才能。そしてそれを自分で歌う。これ最強。

恋せよ女の子。「極上生徒会」オープニング主題歌。この曲はとにかくかわいいの一言につきます。かわいすぎ。まさに極上。とくに歌い出しの「ごーごー!」の合いの手とか、キュートでラブリーでたまりません。この前ゲームショップに行ったら、PS2極上生徒会のゲームデモが流されていて、店内はごーごー!が無限ループ状態というかなりのはずかし空間に。まあオレは水を得た魚だったけどな。メディアミックスもうまくいって大ヒットのようです。女子校で生徒会で百合展開って、まるっきりアレみたいな設定ですけど、でもその流行のレールにきっちり乗って成功を収めたコナミはしたたかさんです。
曲の話に戻ると、ここまで桁はずれのかわいさを生み出したのは、言うまでもなくゆかりさんのなせる業なわけですが。この前も書いたとおり、ゆかりさんはあと10年は戦える逸材でして、ことしもたくさんのアニメに引っぱりだこの大活躍でした。そして、いくつもの作品で主題歌やキャラクターソングを歌っていて、そのどれもが激烈ビバなかわいい曲ばかり。進め!愕天王(舞-HiME)、Longin' For You(ギャラクシーエンジェル)、Butterfly*kiss(極上生徒会)、Spritual Garden(リリカルなのはA's)なども有力候補だったんですが。しかし、やはりごーごー!の愛らしさにはあと一歩およばず、という自分内ランキングでした。

あしあとリズム。もう文句なし優勝です。結婚してください!(なんでだよっていうか、おまえ本当に萌えソングと心中するつもりか) 過去のゲーム主題歌などが収録された同名のアルバムに書き下ろした曲ですが、ずばりこれが最もはるかさんの魅力を伝えています。既存の作品のイメージに染まった曲ではなく、真にオリジナルの世界を表現したもののほうが、はるかさんという人物そのものが如実に映し出されています。のどかで心懐かしくて、そよ風に揺られているような心地よい空気ですとか、ピュアな部分や少女らしい幼い部分、飾らない奥ゆかしさなど、きっとはるかさん自身の人柄が表れているんでしょうね。そういう素敵なところをいっぱい持っているから、あんなに大らかでやさしい曲を書いたり歌ったりできるのだし、それこそがはるか作品の最もよいところだと思います。聴く人に元気やぬくもりをあたえ、いろいろな気持ちを起こさせる、そんな歌の原点みたいなものをあらためて教えられた気がします。あと、個人的な思い入れもボーナス点。同人でちょこちょこ歌っていたころから応援していたので、自分のCDを出すというところまで成長してきてくれて、もう自分のことのようにうれしいです。…やばい、なんか本気で結婚したくなってきた。(言葉の意味わかって使ってる?)

……うわー、疲れたー。燃えつきたよ。(あえてこっちの変換で<なにが) もうこんな企画二度とやりません! というか、素でだれも読まないと思うし。つくづく私の音楽の趣味ってキワモノだなあと。ふだん本当にここで書いたようなのしか聴いてないし、だからといってそっち系の曲も押さえてるのはごく一部だし。…これでもごく一部なんですまじで。そもそも、音楽の評価とか感想とか書くのって完全に自己満足の世界ですから。私は人様が書いたレビューなんかまず読みません。たとえアニソンであっても。せいぜい知り合いとの情報交換くらいで、あとは完全に自力で発掘みたいな。そういう考えかたや、音楽に対して求めるものからして、おそらく独自の路線をいっているんでしょう。

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