この手に殺封陣

2005/01/14

むかしのひび

あと五分毛布重ねて夢気分冬眠もまた暁覚えず ond

雪合戦をあまく見てはいけません。(唐突だな) 固くにぎった雪玉は予想以上の攻撃力を持っていて、もろに顔面ヒットした日にゃあ涙ちょちょぎれますって。女子供はすっこんでろ。
さて、冬といえばウィンタースポーツですが。スノーボード人気は年々高まっていて、すでにオリンピック種目にもなっています。ハーフパイプなんかとくに見ごたえがあって、次々にくり出されるジャンプの高さや美しさが観客を魅了します。ただし、競技である以上、そのすばらしい演技に点数をつけて優劣を判断しないといけません。そのために審判がいて採点を行うわけですが、ハーフパイプの採点項目のひとつに回転要素というものがあります。英語ではrotationです。競技者がパイプのふちから飛び上がって空中であっちゃこっちゃに体やボードを回転させる、その数の多さやスピード、ダイナミックさなどを判定する項目です。ただジャンプするだけでもむずかしいし恐怖がつきまとうのに、そのうえおなかぐるぐる急降下なんですもん。(ビオフェルミン?) 目がまわって頭から地面に激突しかねない危険ととなりあわせの大技が、見る人をよりいっそう興奮させるのでしょうね。これはなにもスノーボードばかりではありません。スキー競技やフィギュアスケートでも、体を回転させることで高い演技力を発揮して得点につなげます。また、ショートトラックはせまい距離をちょこまかとまわりますし(←こじつけ)、カーリングはまるいストーンをすべらせて円形のゾーンに入れますし(←関係ない)、ウィンタースポーツ全般において回転は欠かせない要素になっていると言っていいでしょう。
ほかにも、まったく別の分野で回転要素が重要視されているものがあります。それはアニメ作品です。<えっ これはどういうものかと言うと、人物がくるくるまわったり視点が360度回転して風景が目まぐるしく変わるシーンのことです。なぜこれが重要なのか。それはもちろん手がこんでいるからです。一枚の絵をずらして撮影するだけのシーンにくらべて、べらぼうな数のセル画を使用します。それも、対象物をあらゆる角度から見た原画が必要なわけで。おなじ物体でも見る角度によって見えかたはまったくちがいますから、作業量がいかに膨大かうかがえると思います。それに加えて、セルをつなげていかにスムーズに回転しているように見せるか、これはもっと高等技術です。それだけ粋を結集しているだけあって、やはりだんぜん見ごたえがありますし、回転シーンを見れば作画の質がわかるってなもんです。目がまわってアニメーターが地面に激突しかねない過労ととなりあわせの大技が見る人をよりいっそう興奮させるのでしょうね?! そんな製作者のみなさんの労を無にしないためにも、丹念に描かれたセルの一枚一枚をじっくり鑑賞してあげるべきだと思うんです。だから私は見るんです魔法少女の変身シーンとかをコマ送りで!<っていうかまさかこっちが本題だったのか?

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