優艶な隈

2004/02/17

むかしのひび

抜き打ちブルー。(挨拶) こんにちは、私がondであなたは農夫です。携帯電話の普及にあわせて、携帯電話向けのサービスが増えまくっています。GPSやナビゲーションシステムもそうですし、電車の座席やチケットを予約したり、地域の情報をメールで配信したり、自宅の防犯システムが作動したときに映像を転送したり。これらの機能やサービスは、もちろん携帯電話の利用者にかぎって使えるわけですが、こうした風潮がいきすぎるのはちょっと問題かなと思いまして。現状のようにまだまだプラスアルファ色が濃いものであれば、付加的なサービスとして一部での利用にとどまるでしょうが、たとえば携帯電話に本人照合のためのIDを搭載するなど、携帯電話を保有していることが前提になっているサービスが提供されだすと困ります。持っていないとそれを使えない、ご利益にあずかれないっていう。
しかし、残念ながら(!)携帯電話に関してはほとんどの人が持っているという前提が広く認識されつつあります。そうするとなにが起こるかというと、なんの前触れもなしに「おまえの着メロ何?」とか聞かれるわけです。これはもうすっとばしすぎです。真島クンもびっくりです。だって、まず自分が携帯電話を利用していて、しかも着信音にメロディを設定していなければ、この質問に答えることはできないのですから。そのことを確認する質問が先行されるべきです。流れ図で書くならこんな具合です(え)。

ケターイをもっているか? ―NO→ ×

YES

メロディを設定しているか? ―NO→ ×

YES

メロディのタイトルを尋ねる ―→ ○

…なに書いてんの自分、ってのはさておき、この手順を踏まずにいきなり3番目の質問をするっていうのは、渡されたポインタがNULLでないことを確認せずに読み書きを行っていることと同じくらい致命傷なんです。と、こんな非常にわかりづらくて回りくどい書きかたばかりしてしまって恐縮なんですが、自分の中の前提や常識だけでまわりのものを判断したり決めつけてしまうのはいかに危険か、ってことです。

ソーシャル/購読

このブログを検索

コメント

ブログ アーカイブ