癒されたいのかな?

2002/12/20

むかしのひび

というわけで更新に関してはまったくおろそかにならなかった一週間ですがいかがおすごしですか。本人としても拍子抜けといいますか、まあ精神的多忙状態だったのでそれでいいことにします。<?
引っ越しをしたときに食べるそばを引っ越しそばと言いますが、ではそうでないときに食べるのは引っ越さないそばと呼ぶのでしょうか、などとちょっと考えました。元ネタは不思議の国のアリス(っていうか昔の英語の教科書)の中で“誕生日でない日”というのが出てくるんですね。unbirthday、直訳すれば非誕生日でしょうか。それぞれの人には一年のうち一日だけbirthdayがありますが、それ以外の日はunbirthdayであって、たとえば誕生日でない日に贈るプレゼントのことをan unbirthday presentなどと書いていました。数学でも集合や命題に対してその否定をとれば補空間を指すというように、世の中に存在しているどんなものにも“そうでないもの”が表裏一体の関係で接していて、しかもそちらのほうが大部分をしめているということです。よく聞く話題では、日本の祝日に敬老の日というのがありますが、その日だけおじいちゃんおばあちゃんをうやまえばいいかというとそういうものでもありません。やはり日ごろの気づかいが大事なのであって、敬老の日はあくまでシンボル的なものでしかない。そう考えると、たとえばなにかの記念日にしたってその当日よりそうではないほかの日のほうをもっと大切にあつかうべきなんじゃないでしょうか。特別なときに特別なものを食べたり特別なことをするのもいいことですが、そうでない平凡な毎日やありきたりの生活をときには見直してみたいものです。

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