やりこみはこんなところでいいかな。＜何 ごきげんよう。
ネットライフにおいてRSSほど重要なものはないと確信してるんですけども。
ウェブサイトの更新を見逃すことがなくなり、かつ閲覧の手間が省けるという完璧なしくみです。
当サイトやツイートでもときどきRSS購読の話をしています。
配信や購読サービスが止まったら大騒ぎするくらい、今や生活に欠かせないものです。
自らも、HTMLサイト運用時代にXMLファイルを自作してRSSを配信していたことがありました。
世間ではRSSの衰退などとささやかれているようですが、自分の認識とはまったく異なります。
むしろ、RSSイラネと言っている人の情報収集はどうなっているのかと指摘したいくらいです。
サイトを全部ブクマして一個一個見に行っているという昔ながらの人を除けば、SNSに頼っていると思われます。
しかしSNSによる情報収集はさまざまな問題があります。
- タイムラインに埋もれて見逃す
- どこまで読んだかわからない
- 自分が欲しい情報以外のものが含まれる
個人的にあってはならないのが上2つです。
公式アカウント等からの情報を見逃したくなくてフォローしているのに、見逃したら何のために見ているのかわかりません。
リストを活用する、毎回決まった時間にチェックするなど個人の運用しだいで防げますが、そんな人が多数派だとは思えません。
既読管理も、Twitterのサードパーティーアプリの中には機能があるかもしれませんが、そっちもそっちで今後どうなるかって状態ですし。
すなわち、SNSで情報収集している人の多くは取りこぼしを許容していると推測されます。
そんなことで本当に後悔しないのでしょうか。
自分なんか百合漫画を1話読み逃しただけで発狂しかねないというのに。＜百合とかいいから！！
人によって日常生活において求める情報の精度に違いはあってしかるべきですが。
それでも現在、いくらか読み逃してもいい、ある程度でいいと考える人が増えたということだと思います。
デリバリー代行やスポーツ配信の件でも考察した、安かろう悪かろうで納得する人が多くなったことと無関係ではないでしょう。
ここでの安かろうとは費用ではなく時間的コストの意味です。
RSSリーダーの使い方を調べたり設定したりする手間など。
おそらく本当にある程度で満足なのでしょう。
ニュース批判や炎上騒ぎなどで野次馬的に盛り上がって、次の日には忘れている。
自分がタイムラインを開いたときにネタが転がっていればよく、取りこぼしなど最初から気にしていないのです。
情報の精度のみならず、欲する内容も気にかかります。
公式アカウントをフォローしている人はまだよくて、問題はそれすらしない人。
他の人が拡散した話題にばかり食いついたり、トレンドやホットワードをしょっちゅう気にしたり。
自分が見たい情報源を主体的に選んでいないのかなと感じます。
情報収集がSNS頼みだとどうしても受け身になります。
自分が望んでいない情報、不確かな情報も目に入ってきます。
そういう人はきっと、だまされたり踊らされたりしない強い意志も持ち合わせていないでしょうから。
デマ拡散やネットリンチに加担するおそれのある危険な状態といえます。
いつもだったらネットリテラシーの低い人は放っておけばよいのですが、今回ばかりはそうもいきません。
こうした情報収集の傾向を、発信する側が真に受けてRSSを配信しなくなったらぼくが困るからです（ぉ
普段は自分が使っているものや好きなものを積極的に人に勧めることはしません。
ですが今回は言わせてもらいます。
RSSいいよー、便利だよー、怖くないよー。
いや真面目な話、うまく活用してネットのQOLを高めるのがよいと思います。
多くの人が利用することによって、配信するサイトも増える、そして欲しい情報が網羅的に手に入る環境ができていくことが理想です。
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