車線概念

2005/09/03

むかしのひび

○今日のBGM「Wind」(長谷川めぐみ)

チューハイといえば最近はもっぱらシークァーサーばかり飲んでいるondですこんばんは。「ありえない日本語」を読みました。読みましたっていうか読ませてもらいました。…えへへ。<なんでそこで照れるんだよ ホムーペはひとしきり読んであるんですが、著書にふれるのは初めてです。もうね、すげくおもしろかった。「ありえない」「やばい」「なにげに」などの表現やタメ口など、昨今よく取りざたされることばづかいについて、そのような表現がどのようにつくられてきたのか、年長者がそれを聞いて不快感をおぼえるのはなぜか、といったことが事細かに書かれています。若者のことばづかいが“乱れて”きたのではなく、やはり一定のルールや風潮にもとづいてことばが変わってきたんだなってことがよくわかります。私は近ごろの若いもんがすきではなくて(ぇ)、こうしたことばづかいには一様にけしからんと思ってしまうほうだったんですけれど、これは考えをあらためないといけないようです。身につまされるかんじがしました。狐につままれたような気がしました。(ちょっと違) 木の葉につつまれ雨やどりしましょう。(何のネタだっけ?) 世の中のふしぎ現象(ondにとっては)について、こうして論理だって説明してくれる文章はいいですね。うんちくマンセー。
それ以上に興味をひかれるのが、考察の材料にしている題材。少女マンガのセリフやブログの書き込みなどを引用してことばづかいの傾向をさぐっているのが非常に楽しいところです。もえたんネタ激ワロス。言っていることが正しいかどうかはさておき、この人は絶対オレの味方だって確信できますもん。とーちゃんはいいものなんだ。筆者さんにはこれからもオタクな言語学者としてがんばっていってほしいものです。

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