喫茶「今日は帰ってください」

2004/09/09

むかしのひび

みんなー、訴えてるかーい?(挨拶) こんにちはondです。世間ではいま空前の裁判ブームです。(そうかなあ) テレビをみていても、こういう問題は有罪になるかとか、こういう被害をうけたらいくら補償してもらえるとか、そんな番組や話題が増えてきています。それで、ちょっとなにか人とのあいだでごたごたがあると、すぐ訴えてやるとか慰謝料とか言い出したりするわけです。私がもともとお金の話を好まないというのもあるんですが、なんか短絡的というか、アコギなことこのうえないというか。だってさ、当事者間でいざこざを解決できないからって、すぐ第三者にたよろうとする性根がまずなっていません。自分の弁だけでは相手を言い負かせないとわかると、まわりの人を味方につけようと被害者ぶる人はどこにでもいると思います。それも、いわゆるお上にすがるんですから。あれですね、同級生がふざけているのを見つけるとすぐ担任に言いつけるいやみな優等生ってかんじですよね。見ていてあさましく思えてしまいます。むしろ威嚇している子猫みたいでかわいく見えることもあるくらいなんですが?!
裁判がらみの話で強く印象に残っているのは、もう何年も前の話だったと思いますが、ある男の子が友だちに遊戯王のカードを取られたそうです。まあ子どものすることですし、どこにでもありそうな話です。そんな話題がなぜかニュースに報じられました。というのも、その子の両親がどうしたかというと、カードを取った子とその親御さんを相手取って損害賠償を求めたっていうんですよね。…どうですか。もうね、バカかと。正気の沙汰かと。おまえな、ブラックマジシャンガールやるから訴状を取りさげろと。そんなの親ばかでもなんでもなくてむしろばか親です。それともやはりコナミイコール訴訟なんでしょうか。だいたいさ、カードゲームのカードだよ、カード。私もかつてトレーディングカードなどに青春をついやしたほろ苦い経験があるんですが(自分でほろ苦いとか言うな)、たしかにコンプリートめざしたりとかたった1枚のカードを求めて東奔西走したこともありますけれど、それでもさあ、さすがにそりゃないよと思います。これが子に対する親の教育なんだろうか、自分の子に見せる親の姿なんだろうか、と本気で頭をかかえてしまいます。友だちとけんかになったら裁判所に行きなさい、なんて教えるのが保護者のつとめだとはとても思えません。そんなだから、他人と正面切って言いあいができない人がふえているのではないかと疑わずにはいられません。人間生きていれば、多少のトラブルにはどうしても見舞われてしまうものです。そういうときに自力で立ち向かえるようになりたいですね。

ソーシャル/購読

このブログを検索

コメント

ブログ アーカイブ