シャツのボタンは下からかけるとかけ違えない、というのはキティに教わった。(でも忘れる) ごきげんよう。
ウェブ上の情報源の一つにWikiがありますけども。
ああペディアのことじゃないですよ?(牽制球)
あれはあくまでWikiというシステムを使った一サイトにすぎませんから。
「コミケ」が特定のイベントをさす固有名詞であって同人イベント全般という意味ではないのと同じように。<おい怒りの矛先
そんなWikiの価値、具体的に言えば掲載された情報の正確さは、ひとえにメンテナンスにかかっていると思います。
というのも、管理する人がいなくなって放置されたり荒れ放題になったりしているサイトがいくつもあるからです。
有名どころではアンサイクロとかー。
そのくせ検索エンジンにはヒットするんですからやっかいというか。
Wikiだから更新されているだろうと思って見に行ったらがっかり、が何度あったことか。
それだけSNSや動画サイトに人が流れているのでしょう。
ですが、そっちにいくら投稿しようとも、どこかに情報がまとめられていない限り後から調べることができません。
以前あった例としては、あるファミコン作品のバグの真相について当時の開発者が解説したそうなのですが。
それが動画だったため、そのシリーズのWiki含めどのサイト上にも記録が残っていない事態となっています。
情報を残すという点でも、同じURLの記事を何度も書き換えることはpermalinkの考え方と相容れないものです。
Wikiは時代にそぐわなくなってきているのでしょうか。
いいえ、自分はけしてそうは思いません。
整理された情報こそナレッジベースたりえるからです。
他のWikiが過疎っても某ペディアだけは隆盛を誇っていることが皮肉にもそれを証明しています。
まとめられた情報、そして最新の情報にはそれだけ需要があるのです。
フローとストックという考え方は、元は経済用語ですが近年では情報分野でも使われるようになりました。
スピーディーに共有される情報と、保存され再利用される情報。
この両輪があって初めてビジネスでも何でもうまく回るようになります。
SNSは便利で刺激的かもしれませんが、それだけでは不十分です。
垂れ流しのタイムラインを眺めるだけで頭を使わず、自分の中に知識として残りません。
さらには誹謗中傷やデマが蔓延し、インフラ自体も先行き不透明。
依存度を下げることが健全なネットライフのためにも重要ではないでしょうか。
「SNS疲れ」を契機に、Wiki含めた既存のウェブサイトが見直されることを切に願います。
人類の歴史や知見が蓄積された財産なのですから。まじで。
ゆくゆくはサイトを維持するメンテナーが増えていってくれるといいなと。
ただしまとめブログにリーチサイトに何とかギャッター、てめーらはダメだ。(目の敵)
人任せにするだけでなく、自分もこれからも自分のサイトを維持管理していきます。
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