まるで孤独の雪が溶けるように

2006/09/28

むかしのひび

新政権の組閣人事が論功行賞的だと指摘する意見があるようですが、人間関係なんてみんな論功行賞じゃないの? とか思うのですが。
誰だって、自分に対していいことをしてくれる人は側に置きたいし、反対にいくないことをする人とは距離をあけたいと考えるものです。何か自分のしたいことや叶えたい目標があるときには、身近な立場にある人や、自分の意見と近い考えの人を集めようとするものです。それが自分自身のための妥当な選択ですから。たとえ国政をとりしきる立場にあろうと、自分の内閣を自分が動かしやすいように組織するということでは、なんら例外とはなりません。
それよりも、自民党の派閥体制こそどうにかならないものかね。自分たちのグループから大臣が出なかったとか言って怒っている人がいましたが、それこそ内閣のパワーダウンを招くのではないでしょうか。すべての派閥からまんべんなく人を選ぶ、なんてことをやったら、実力のある人を必要なポストに配置することが難しくなりますから。誰のための政治なのか、もう一度よく考えてもらいたいものです。

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