「ハダカだ!」「違います」

2006/06/12

むかしのひび

こんにちは、2本で1000円、2本で1000円、20年前のお値段です。
2007年問題という言葉がささやかれています。今年度以降から、いわゆる団塊の世代と呼ばれる、日本の経済成長を支えてきた年代の人たちがどんどんと定年退職していきます。それによって多くの労働者、とくに熟練した技術や知識を持つ人たちが職場から消えていって、あらゆる産業に大きな影響をおよぼすと懸念されています。たしかに、一見するとこれはゆゆしき問題に思えます。
しかし、考えようによってはわるいことばかりではありません。企業の改革のチャンスの時期ととらえることもできます。時代遅れの経営手法から脱却して、生産性や効率を高めた業務形態にがらりと変えたり、職人技とも言うべき人間主体の技能育成でなく、だれもが比較的容易に技術を習得できるようなしくみに改めたり、工程を自動化したりシステムに刷りこませたり。好景気の時代を生きてきた人たちの中には、昔ながらのやりかたが絶対に正しいとゆずらない人もいます。ですが、それではこれからの時代を生き抜いていけません。大量生産大量消費ではなく、ニーズをくみ取って市場の変化に対応できるように。
これからの経済や産業界において、重要なターニングポイントにさしかかっているのだと思います。そのことに気づかないで古い体質を変えないこと、それが最たる2007年問題なのではないでしょうか。

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