トランスミグレーション

2006/06/06

むかしのひび

こんにちは、週刊わたしのおにいちゃんです。
えーと、食べてみたい料理がひとつありまして。海の幸が入ったみそ汁なんですけれども、最後に熱した石を鍋にぶちこんでボコボコ沸騰させるものです。たまに旅番組なんかで目にしますよね。まず、どうしてあんな作りかたをするのかが気になってしかたありません。ふつうに煮立たせるだけではあきたらず、なぜか石を投入っていう。そして、地獄の釜のように激しく煮沸してしまいます。あんなの、熱すぎてとても飲めないんじゃないでしょうか。ですが、異様に食欲をそそるものがあります。あのグツグツと泡をふいているところが、なんともおいしそうに見えるということなんでしょう。
このように、熱さを視覚的に表現しておいしさをアピールする料理はほかにもあります。たとえば、ラーメンの上に熱したねぎ油を注いでパチパチはじけさせたり、焼きたてのステーキを肉汁が飛び散っている状態のまま出したり、メロンに花火さしたり。どれもおいしそうなのはおいしそうなんですが、そろいもそろって食べづらいのが難点です。とくに花火なんか、燃えかすがメロンの上に落ちたらどうするんですかと。…まあ私だったら気にせず食べますけどね。

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