○今日のBGM「エンジェル・クロニクル」(新谷良子・田村ゆかり)
突然ですが、性同一性障害についてどう思いますか。私は信じません。以上。<おわんなよ いえ、信じるもなにも現に存在してるじゃんと言われたらそれまでなんですが、でもそうじゃなくて、まずそれは本当に疾病として認められるべきかどうかという段階からして考えなおしたいんです。私は、親からもらった体を大事にしないのはけしからん、とじじくさいことを言うやつでして、だから体の性別にしたがって生きるべきだと主張します。性同一性障害に悩む人は、体の性別と心の性別が合っていないと悩んでいるそうなのですが、そもそも心の性別ってあるんでしょうか。人間の感情や思考、それからいわゆる男らしさ・女らしさは後天的に形成されていくものであって、生まれたときから性別が決まっているわけではないと思います。だから、心の性別がもしあるんだとしても、それは自分ではこっちだと思うっていう自己申告の範ちゅうでしかありません。それを振りかざして戸籍を変えたり体に手術をほどこすというのは正当性に欠けています。
だいいち、自分の心が100パーセント男だとか100パーセント女だと言いきれるなんてことはあるでしょうか。おそらく、すべての人は両方の性格を持っているんじゃないかと思います。その比率に個人差があるってだけで。たしかに、自分の性別を自分の思ったとおりに決められたらこの上なく素敵なことですが。私なんかむしろその日の気分でえらびたいっていうか(ぇ)。だって、だってさ、ランボルギーニondは今日は女の子だなって宣言したらその日だけ女の子になれちゃうんですよ? 月に一度の女の子の日!(なんで月に一度なんだよっていうか最低だオマエ!) もうかわいい服とか着まくっちゃうよ?<それはただの女装願望だろ 頬を赤らめて上目づかいで見ちゃうよ?<何をだっていうか何のシチュエーションだ 彼氏にコビコビで甘えちゃうよ?<いま彼氏って言ったな? むしろ女の子と恋愛しちゃうよ?<おまえはダブルリアクションの主人公か いやー夢がふくらみますね!(黙りやがれ) でも胸はふくらまないけど!(ナイチチスキーは帰れ!帰れよう!) しかししかーし、そんなこと許していいわけがありません。一人ひとりに性別をすき勝手えらばせたらどうなるか、ネットゲームをごらんなさい。…ほーらネカマキャラの花ざかり。すなわちこれが現実です。却下です却下。
とまあ、途中から本題をそれてしまいましたが、とにかく何が言いたかったというと、性同一性障害なんてのはいまの私みたいな妄想劇場が展開されすぎてしまった人たちのドリームワールドでしかないんですって。(ザ・暴言) 体の性別とはちがう性別として生きたいんなら、まわりに何と言われようとどんな目で見られようと自分をつらぬけばいいんです。自分の着たい服を着て、自分のしたい仕事をして、自分のすきな人とつきあったらいいんです。それなのに、社会の目を気にして踏み出す度胸がないものだから、自分は病気なんだと被害者ぶって世間に認めさせようとしている。ただの逃げ口上にしか思えません。
そして、きょういちばん訴えたいのはこの話自身ではありません。性同一性障害にかぎらず、なんでもすぐ病気病気って名前をつけたがります。私は汗っかきな体質でそこそこ気にしているんですが、世の中には多汗症という病名があるんだそうです。…人より汗を多くかくだけで病気呼ばわりされちゃうんですか。私はごめんですよ。ほかにも、太っていたら肥満症、忘れっぽかったら健忘症、髪が抜けてきたら脱毛症、ひざがしらがムズムズしてきたらひざがしらムズムズ病(それは違うっていうか何)。ねえ、どうですかこれ。人よりちょっと体の機能がちがったり見劣りしていればなんでもかんでも病気なんですか。人とちがうことや変わっていることが悪だと言わんばかりの決めつけです。こういう考えかたがいじめや差別の根底にあるっていうのがわからないのでしょうか。
逆に言うと、自分が変だということを認められない人がそれだけたくさんいるってことです。ちょっとした体質のちがいやコンプレックスを気にしてすぐ病院に駆けこんで、お医者さんから病名という肩書きをもらって安心を得ようとしている、そんなふうに見て取れます。……って、たかが日記なのにむだに長くなってしまってすみません。変人トークを語ると野暮になっちゃうなあ。
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