す~べ~ての~意味~を~つくり~は~じ~める

2004/07/30

むかしのひび

文章力をつけるために語彙を増やしたいと思う人は多いことでしょう。ですが、英単語をたくさん知っていれば英文がスラスラと書けるようになるかというとそうではないし、もちろん日本語も同じことです。文法や語法・慣用句などを、ひとまとまりの表現として頭に入れないと実用的ではありません。その点で、私は名詞よりも動詞に着目して多く覚えるのがいいと思います。日本語は実にたくさんの動詞をもっていて、しかも、この名詞にはかならずこの動詞を組み合わせるというように、用法が定式化しているものも数多くあります。それを身につければ文章表現の幅がぐんと広がること請けあいです。たとえば、
「功」は「奏する」ものだし、
「奇」は「てらう」ものだし、
「口火」は「切る」ものだし、
「様相」は「呈する」ものだし、
「本領」は「発揮する」ものだし、
「二の舞」は「舞う」ものだし、
「おつまみ」は「つまむ」ものだし、
「七つの海」は「股にかける」ものだし、
「ミッション」は「コンプリートする」ものだし、
「産地」は「偽装する」ものだし、
「遺跡」は「ねつ造する」ものだし、
「樋上」は「いたる」だし、
「檄」は「帝国華撃団」だし、
「オンドゥル」は「ルラギル」ものだし、
「全米No.1」は「更新する」ものだし、
「ふるさと」は「遠きにありて思う」ものだし、
「ヒュメドポワソン」は「カレーを変える」ものだし、
「愛」は「気がつけばそこにある」ものだし、
でも「愛」は「いつか冷める」ものだし
「きみ」は「ひとりじゃない」ものだしー。(おんおんやりたい放題)

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