肉の日(昨日)。ごきげんよう。
…水族館の水槽をたたかないでください。
見かけることが多いのが親子連れで、子供を水槽の前に立たせて写真を撮るときに水中の生き物にこちらを向かせようとして、というものです。
子供の前だったらますます悪い見本を示すのはやめてください。
このような人にとって、いまだに動物は見世物という認識なのでしょうか。
旭川市旭山動物園をきっかけに行動展示が広く知られるようになりました。
檻に閉じ込めておくのではなく自然に近い環境で生活させることが動物にとって最もよく、来場者はあくまでその様子を観察するだけ、というふうに動物園・水族館への認識が変わっていったと歓迎していたのですが。
その理念が共有できていない人にとってはどこまでも人間本位、のびのびとした生き物たちの動きが「映える」から注目が集まっていただけ、と考えると悲しいかぎりです。
他にも、野生動物の国際取引が次々に規制されたり、和歌山県太地町で捕獲されたイルカの導入が禁止になるなど、動物園・水族館をとりまく環境や役割は刻々と変化しています。
ですが、おそらくそうしたニュースも目に入っていないのでしょう。
人間のための施設で飼育されている生き物がせめてあるがままの姿で命を全うしてほしいと願いますし、それが施設側がこれから担う使命の一つであると思います。
ということを次の世代にきちんと教えるのが大人の責任ではないですか。
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