ご本人はデスブログって呼ばれてるの知ってるのかな。ごきげんよう。
統一地方選の選挙戦に入ってまして、うちの近所でも連日夜まで
街頭演説のマイクで呼びかける声が聞こえます。
しゃべっている内容に耳を傾けてみると、選挙区内に在住だとか
むしろ同じ町内の出身だというアピールをする候補者がいます。
…そんなことしか訴えることがないのかと。
ですが、よく考えてみたらあながち的外れでもなさそうです。
掲げる政策や行政のありかた、政治理念が一番語りたいことだと
思いますが、短い時間ではなかなか聴衆に伝えられません。
ワンフレーズやキーワードで自分を覚えてもらう、好感を持ってもらう、
そういう宣伝文句が案外有権者の心に留まるのかなと。
そして、有権者は案外そういうわかりやすさに惹かれるのかなと。
有権者の質が上がらないと政治はよくならない、とぼくは思います。
社会に関心を向け、自分の意見を持って、行動することが重要です。
私見ですが、日本の有権者は他人に流されがち、そして目先のことに
とらわれがちという特徴があります。考えの軸が定まっていません。
2005年と2009年の衆議院選、まったく正反対の結果になりました。
たった4年、任期にしたら1期の実績だけでこんなに世評が変わると
いうのはちょっと考えれません。
あっちが気に入らないからこっちにしてみようと、国民全体がふらふら
していた状況がうかがえます。
いわゆるねじれ国会を生み国政を空転させた原因というのは、他ならぬ
ぼくたちの投じた一票にあることを忘れてはいけません。
地方選は、自分の住む自治体の首長や議員を選ぶ、つまりより身近な
暮らしに関わる選挙といえます。
誰が政治家になっても政治は変わらない、と思っている人が多いかぎり
本当に何も変わらないでしょう。
自分のいる国や地域がどうあってほしいか、そのためにどんな人に票を
投じたいか、それを意識して考えることが変化への第一歩です。
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