あまやどりの本棚より。
♪ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編 (2)(鬼頭えん)
ただの番外編と思うなかれ。この恐怖は半端じゃない&やみつきになります。おなじみのキャラクターが出てくるとか、終盤のどんでん返しとか、しっかり恋愛しちゃっているところとか、そういった部分も読んでいて楽しいんですが。最大の注目点は、本編でもときおり触れられるオヤシロさま信仰について描かれているところです。べつに日常が狂い出したりはしなくても、ああいう経験というか状況って、わりと身に覚えがあることだと思うんです。だからこそなお怖いんです。何気ない日々に隠れた、ほんのわずかな違和感や悪寒が。
♪成恵の世界 (9)(丸川トモヒロ)
うわぁ…。なんか急にむずかしい話になってきました。4回くらい読み返したのにいまだに内容が飲み込めない私が頭が固いだけでしょうか。一応SFものに分類されるマンガであるのに、そこらへんの設定が、けっしていい加減ではないんですが、なんだか妙にふざけているというか宇宙っぽくないというか、そんなところがすきだったんですけれども。今まで漠然としか触れられていなかったことが明らかになったりして、そこはよかったですけどね。まあ、どちらにしてもそこが萌えポイントじゃないからべつにいいや。(えー)
♪くちびる ためいき さくらいろ(森永みるく)
時期的には超いまさらですが…。言わずもがなの百合コミックの金字塔。これ、単行本で通して読むとまた新鮮な面白さがあります。というのも、百合姉妹とかで読んでいるときは気づかなかったんですが(まじ)、これみんな舞台がおなじ学校なんですよね。正確には2校出てきますが。しかも登場人物も少しずつつながりがあって、たとえば、前の話で脇役で出ていた人が次は主役だったりとか。そんなふうに、ひとつの舞台の中で百合カップルがじわりじわりと増殖していくさまがなんとも興奮するっちゅうかなんちゅうか、ねえ?
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Nitter
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