旅立ちのとき涙があふれたら

2003/02/13

むかしのひび

眠れないときは羊をかぞえるといいなんて話をよく聞きますが、あれはもともと英語圏の習慣でしかもただsheepとsleepをかけているだけなので日本語でかぞえてもこれっぽっちも効果がありません(※)。日本人というものはそういうバックグラウンドをまったく考えに入れずに海外からいろんなものや習慣を受け入れすぎです。おなじ風習でもいまの例のように言語、あるいは文化や宗教のちがいによってまったく意味をなさなくなることだってあります。無制限に異文化を取り入れすぎた結果、昔からあった古きよき日本文化はつぎつぎと姿を消していっています。ほんとうに悲しいことです。そもそも日本人の感性にそぐわないもの、あってもうっとうしいだけのよけいなものが現在たくさんあります。たとえばあしたの……あ、いえ、なんでもありません。

※…いちおうほかにも、広大な牧場ののどかなイメージが気分を落ち着かせるなどの効果があるそうなのですが、土地のせまい日本においてはやはりそういう風景はなかなか想像しづらいものです。しかも短足で動きのにぶそうな羊たちがつぎつぎとダッシュで柵を跳びこえるシーンなんかを思いうかべちゃった日には、もう興奮しまくるあまりすっかり目がさえてしまいそうですが。

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