大姫と義高だけちょっと気になってる。ごきげんよう。
銀幕レビュー
ストレイ 犬が見た世界
まーた変な動物ドキュメンタリー映画見てるー。(挨拶)
本作の特徴は大半が犬視点の映像だということ。
出演者名にも犬たちの名前が並ぶという徹底っぷりです。
今回もきれいごとではない現実を見せつけられました。
殺処分ゼロと言えば聞こえはいいですが、野良犬がすべて街中に放し飼いにされている光景。
お世辞にも市民に歓迎されているとは言えず、難民の少年たちが同情を寄せる程度。
はたして犬にとって幸せな環境なのだろうかと考えてしまいます。
ですが同時に、そんな中でも人間社会に寄り添いタフに生きる犬たちの姿に心を打たれます。
ドキュメンタリーとして好感が持てるのは、事実を映し出すにとどめ意見を押しつけないところです。
政策の是非や動物愛護を論じるのではなく、まずは事実を受け止めること。
その上で一人ひとりが考えていく、そのきっかけの一つにふさわしい作品です。
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