ザ・インタビューズとかask.fmとか (2)

2019/08/24

うわぁ…

一身上の都合により土曜日更新。<何 ごきげんよう。

質問箱にクソリプばかり届く現象を一度真剣に考察しなければ
ならないと思ってまして。<なんで?
強いられているんだ!(集中線)(いや強いられてねえよ

クソリプという言い方が正しいかわかりませんけども、回答者に
関係のない質問が寄せられているのをしょっちゅう目にします。
SNSで回答者のことを見て少なからず興味を持ったから質問して
いるはずなのですが、少しでも回答者のことを知っていればまず
出てこない質問、たとえば本人が関心を示していないのになぜ
それについて聞くのか、と首をかしげるものが散見されます。

質問箱と一緒かはわかりませんが、株主総会で議事と無関係の
質問をしたり、あるいは反対に質問や相談を受けた人が的外れな
回答をするといったケースも世の中見られます。
なぜこのようなことが起きるのでしょう。

一つは質問箱の真新しさ、不慣れさから来るもの。
そんなに新しいサービスでもないのですがそれほど浸透しても
おらず、ほとんど目にする機会のない人も少なくないでしょう。
もしそんなとき、自分が注目しているあの人が質問箱を始めたと
知ったら、せっかくだから何か質問してみようと興味を持つのも
自然なことです。
その際、使ってみたい気持ちばかりが先行して、相手のことを
よく思い浮かべようとしなかったり内容が十分練られていない
まま投稿する可能性は考えられます。
ですがこれは慣れの問題ですし、見当外れな質問をしたかもと
自分で気づけばやがて収れんしていく類のものです。

もう一つの要因は…、たちが悪いのですが愉快犯的なものです。



唐突な話ですが人間がなぜペットを飼うかというと、自分が
誰かに必要とされている実感を得て満足したいからです。
呼びかけに答える、えさをやると食べる、体をなでると喜ぶ、
そうした自分の行動に対する反応を見て満たされているのです。
これはもともと人間同士で満たしていたもので、子供の世話を
したり成長を見守ることで自己肯定感が芽生える、存在意義を
自覚するといった感情が人類の社会性のもとになっています。

では、家庭や身の回りの社会でそのような満足を得る機会に
恵まれていない人はどうなるか。
俗に言うかまってちゃんになります。
見境なく他人に自分をアピールしてほめてもらおうとしたり、
行くところまで行くととにかく相手してほしいから突然大声で
怒鳴ったり企業に電話するクレーマーと化したりします。
そういうどうしようもない寂しい人が世の中いるわけです。

クソリプも、SNSでそうした寂しさを紛らわせるための行動の
一つととらえることができます。
有名人や公式アカウントにコメントして憂さを晴らすのと同じ。
狙って見当違いの質問を送っているケースばかりではないと
思いますが、とにかく何か送って相手の反応が見たいというのが
主で、もっと相手のことを知りたいとかコミュニケーションを
深めたいという思いは二の次なのでしょう。
匿名であることが残忍性…とまでは言いませんがいたずら心を
くすぐるというか、真面目な質問内容でなくちょっと変化球を
放ってみようと惑わせる面もあるのかもしれません。

先に挙げた他の例も、自己顕示欲や承認欲求といった言葉で
片づけられます。
株主総会は自分は権利を持っているからどんな質問をしても
許されるという勘違いが尊大さを生んでいる部分がありますし、
相談を受けた人はここぞとばかりに自分の頼りがいをアピール
しようと武勇伝や自分語りに走るわけです。

何にせよそんな自己満足のはけ口にされた回答者には迷惑千万。
結局、そうしたデメリットを上回るメリットがあるかどうかで
質問箱の利用を続けるかを検討しなければならなくなります。
サービス提供者にしても、クソリプの割合が増えると全体の質が
問われるというかサービスの評判に関わりますから見過ごせない
問題なのではないでしょうか。

…とまあここまでさんざん考察してきましたが、どうせ質問が
もらえることがわかっている人気者向けのサービスでぼくには
無縁のものだからどうだっていいんですけどね!!(なくなよ)

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