GIF特許問題があったからPNGが生まれたという話。ごきげんよう。
子どもの頃、自分は成長したら勝手に「大人」になると思っていたけど
そんなことなかったという話。<どうしたん?
といってもだいぶうろ覚えですけども。
小学1年生か2年生のとき、学級で保健委員だったか何だったかになって、
ある日全学年の委員が一室に集められました。
全校児童のアンケートをもとに、みんなに人気の給食の献立を作ろう、
という集まりです。
アンケートはすでに取られていて、集計結果の紙が回されました。
主菜?の1位はカレーライス、とかあらかじめ分類ごとに分かれていて、
上位のものだけ並べたらおのずと答えは出てきそうなものです。
しかし先生が言うには、組み合わせも考えないといけない、1位どうしの
組み合わせが必ずしも一番いい献立とは限らない、と。
そして「たとえばどんな組み合わせがいい?」と委員たちに振りました。
そこで6年生の委員が即座に一言、
「カレーに水。」
と。
…もうね、なんて大人なんだと。(えー
ぼく(当時の一人称)の中では給食の飲み物といえば牛乳しかなくて、
…いえたまにコーヒーパウダーとかついてきましたけどそれはさておき、
カレーライスに牛乳でも何も疑問を持たなかったし、そもそも食事中に
水を飲むなんて発想自体ありませんでした。
しかし、たしかに集計結果を読み返すと飲み物に「水」が1票か2票だけ
入っています。
6年生はそれを見てとっさにその組み合わせを思いついたのでしょうか。
それにしたってすごい、と。
まるでレストランかカレー屋さんで食べるときみたいじゃないか! と。
そんなショタ(<自分で自分をショタ言うな)には足を踏み入れたことも
ない大人の世界、大人の食べ方を知っているなんて衝撃ですらあったし、
やっぱり6年生ともなると大人だな、かっこいいなと感じたものです。
そして、自分も大きくなったら自然とそういうのが身につくのかなと。
…つきませんでした(爆
小学6年生をゆうに過ぎたぼく(現在の一人称)はいまだにカレーライスに
牛乳でも平気ですし、もちろん水も合うと思いますが別段かっこいいとか
大人らしいと感じたことはありません。
これは味覚が幼稚とか昔の食習慣が染みついているということではなく、
思うにかっこよさとか大人らしい感性って、元から持っている人は持って
いるし、ない人はいつまでたっても覚えない、いわばレベルが上がっても
上昇しない固定パラメータのようなものなのではないでしょうか。
それに気づいてからというもの、服でも持ち物でも行く場所でも何でも、
自分に合わないかっこよさや年相応の振る舞いを追い求めなくなりました。
「カレーに水。」とさらりと言える大人に、ぼくはなれませんでした。
それでいいんだ。大人になってもカレーライスに牛乳でも味噌汁でも。
(いや味噌汁は無理ー!)
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