13色めの色鉛筆。ごきげんよう。
文章力とか文才って必要なんでしょうか。
もちろん最低限、読めるように、読んだ人に内容が伝わるようにというのは前提ですけれども。
それ以上の優劣、たとえば文法的にすぐれた文章が、必ずしも高い支持を得るとはかぎりません。
この手の話をするときはいつも『ひぐらしのなく頃に』を例に出すんですが。
あれ、原作のテキストはけしてよい出来とは言えません。だけどみんなストーリーに引き込まれる。
文章が人をひきつけるために一番重要なものは何か、それを物語っているのではないでしょうか。
ぼくは自分が物書きだとかSS書きっていう自覚はなくて、そう名乗ったり人から呼ばれることに
違和感があったりするんですけども、それでも日ごろ自分なりに意識していることはあります。
ひとつは「自分ルール」をしっかり決めること。
文章、とくに小説を書く際は文法上の決まりごとがいろいろありますが、守る必要はありません。
疑問符の後に空白とかかぎ括弧内で改行しないとか三点リーダーとか…こまけぇこたあいいんだよ。
ただし、同じ文章の中では書きかたが統一されていること。こちらのほうが重要だと思います。
漢字の変換なんかも。「かぜをひく」は「かぜ」なのか「風邪」なのか「カゼ」なのか、とか。
正解がひとつじゃないからこそ、自分を強く持って(?)、表記が揺れないように注意します。
もうひとつは、やはりよく使う表現は覚えておいて損はないと思います。
文章なんて、表現に華がなくても、同じ言葉を何度使おうとも、読めればそれで事足ります。
字句を飾るなんてオプション的な話ですが、…でも使えたほうがカコイイよね!(本音でたよ)
慣用句とか四字熟語とか、あとこの名詞には必ずこの動詞がくっつくっていう組み合わせとか。
たとえば……、(以上壮大なネタ振り)
「異」は「唱える」ものだし、
「たもと」は「分かつ」ものだし、
「閑古鳥」は「鳴く」ものだし、
「派遣」は「切る」ものだし、
「事業」は「仕分ける」ものだし、
「トヨタ」は「リコール」ものだし、
「もやしもん」は「かもす」ものだし、
「ファイナルフュージョン」は「承認する」ものだし、
「光の地図Lv86」は「あらぶる」ものだし、
「有袋類」も「荒ぶる」ものだし、
「魔術」は「とある」ものだし、
「ツンな彼女」は「デレる」ものだし、
「戦場ヶ原」は「蕩れる」ものだし、
「マリア様」は「みている」ものだし(<それAVだし)、
「密室に閉じ込められた男女」は「結ばれる」ものだし、
「豆腐の角」は「頭ぶつけて死ぬ」ものだし、
「責任」は「取ってもらう」ものだし、
「ニーソックス」は「太ももにちょっと食い込んでいる」ものだし、
「押すなよ、絶対押すなよ」は「押す」ものだし、
「夢の座標-星座-」は「そっと記す」ものだしー。<おま…ファンに消されるぞ…
0 件のコメント: