[むかしのなぞ] 2007/10

2007/10/01

ぼくは断固立ち向かう。
いかなる言論弾劾に対しても。
言葉を封じようとする如何ような圧力にも屈しない。
ここが唯一の場所。最前線であり最後の砦。

いつまで泣いているんだ。
いつまで人のせいにするんだ。
へこたれてはいけなかった。
筆を持ちつづけることをやめてはいけなかった。
書くことをやめることは、思考することをやめることに等しいのだから。
思考をやめた脳は、果たして人間のそれと呼べるだろうか。
足跡を残していかなければ、消息不明であるのと変わらないではないか。
だから。だから歩もう。

まだ紡ぎきれないほどたくさんの思いが心の中にあるのだから。
その「全て」をつまびらかにすることを願う。
どんなに暗い感情も。他人を蔑む見地も。冒涜も。エゴも。
ここでくたばるつもりなど毛頭ない。

2007/10/03

失った時間はすべて、自分を甘やかした時間と、自分に甘えていた時間。

働かぬ者は飢えるさだめ。泳ぐ体力の尽きた者は溺れるさだめ。
いつからだろう、そうした競争原理が非難されるようになったのは。
もはや過去は昔でしかないのだろうか。
がむしゃらに邁進しなければ、藻掻かなければ生き延びられなかった時代は。
生活は豊かになり、便利になり、労働者の権利も認められ、自由とゆとりを得た。それなのに、今や。
すべてを手に入れられる世の中になったように見えて、実は何ひとつ手にできない。心の貧困。
何も努力しなくても、あるいは汗を流さなくても、どうにか生きていけるようになった。
その時点で、ただ生きることが目的として成り立たなくなってしまった。だから意欲を失った魂が溢れた。

回想するだに怖ろしい。
ぼくも、そんな馴れ合いに加わろうと思っていたなんて。
足を掴まれ引きずり込まれたら最後、瞬く間に洗脳され真灰に染められてしまう。
揶揄する言葉をいくら変えようとも。あれは受け入れてはいけないものだった。血に混じらせては。
辛い現実から、あるいは未熟な自分から目を背けてしまったら、二度と帰れなくなる。
ひたすら必死に生きるという選択肢しか持たないぼくに、それを放棄することなど許されているはずもない。
どんなに貶められても詰られても、そこで挫けることなく、自分に鞭打って再起するさだめ。
頑張らなくてもいい世界になんて、絶対に足を踏み入れてはいけなかったんだ。

どうして自分が負けているのか。それは他でもなく、自分に負けたからだ。

« むかしのなぞ

ソーシャル/購読

このブログを検索

コメント

ブログ アーカイブ