ぼくのかんがえたさいきょうの厚着でも勝てなかったよ…(何 ごきげんよう。
自分が見聞きした範囲のことだけで物事を語ってしまいますが。<おまえの日記だよ?
最近、花椒離れが始まってきたように感じます。(何の話)
花椒とは、四川料理の麻婆豆腐に特徴的なあの刺すような刺激の香辛料です。
激辛ブームの中で「しび辛」などとうたってさまざまなメニューや商品に使われています。
しかし個人的には、辛いことは認めますがコレジャナイ感をずっと覚えていました。
これは本当に純粋な辛さと呼べるのだろうか、と。
もともとラー油や暴君ハバネロなどの唐辛子の味が好きだったこともあり、なんか邪道な感じがしてですね。
少なくとも餃子には合わないんじゃないかというレビューも書きました。
その潮目が変わったと感じたのは2021年。
ごはんのお供に食べるラー油を買いに行ったときのことです。
桃屋の『辛そうで辛くない少し辛いラー油』が有名ですが、激辛系の商品もあります。
と言ってもそれまでは花椒入りのものだけでした。
しびれと辛さががっつり効いた麻辣香油 | 桃屋オンラインショップ
すでに何度か買っていて、コレジャナイけど他に激辛系もないし仕方ないと思いながらスーパーへ。
ところがその日は棚に新商品が!
辛さ増し増し香ばしラー油 | 桃屋オンラインショップ
…新発売だったのかこの店で新たに取り扱いを始めたのかは不明ですが。
迷わず買って試したところ、そうそうこれだよこれ。
しびれはなく、でも全身が熱くなるような唐辛子本来の辛さです。
使いどころが限られる花椒とは違い、ごはんだけでなく餃子や他の料理にも合いそうなのも期待大。
もう一つ変化があったのが、セブンイレブン限定の『中本』の冷凍麺です。
7P蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺|セブン‐イレブン~近くて便利~
こちらも2021年にリニューアルし、別添の花椒入りペーストが変わりました。
麻婆豆腐が入っているので花椒でもそこまで違和感はないのですが、これが中本の名に恥じないドSでして。
旧バージョンは入れる量で辛さを調節でき、全量入れたら一口ごとにむせるのは確実、やがて口内がまひして触れるもの全てが痛みに変わります。
それを食べきることが限界に挑んでいる感じがして、愚行だと自嘲しながらもついリピってしまう魔力がありました。
リニューアルされた小袋は、引き続き花椒入りと書かれてはいますが相当少なくなったのではないでしょうか。
調節とかなくなって全部入れるんですが、それでも言うほどしびれは感じません。
激辛度もマイルドに落ち着いたものの、代わりに味がしっかり感じられるようになりました。
これまでは麺との対峙、試練を求める感覚だったのが、おいしさを味わうために向き合うイメージへと一新したのです。
激辛ブームと言っても、表面的な刺激やインパクトを競うだけではやがて限界が見えてきます。
そうではなく素材の味を楽しむ、そこで差別化するほうにシフトしていくのは歓迎すべきことなのかなと。
0 件のコメント: