遥かなるオーガスタ

2021/12/06

ツンデレ

雑巾絞りすぎてビリビリになった。ごきげんよう。

2021年から2022年に延期されたワールドマスターズゲームズ関西が再延期を検討しているという報道がありました。
その延期先というのがなんと2026年。
次の大会が2025年なのですが、順番を入れ替えてその翌年まで延ばそうというのです。

その理由について、2022年時点ではまだ観光などが回復していない可能性があるからという説明でした。
…観光? えっなんで?

気になって公式サイト見に行ったらもうびっくり。
競技や種目のことなんかほとんど書いてなくて、近畿各地の観光スポットばかり紹介されています。
最初間違えて観光サイトを開いたのかと思ったほどでした。
つまりこういうことです。
関西を訪れた選手や大会関係者についでにお金を落としてもらおうと目論んでいて、それだと2022年ではまだ機が十分熟していないと考えたのでしょう。

もうね、がっかりです。
ワールドマスターズゲームズ関西は、2020年中に2021年開催予定のイベントの延期を発表した、自分の知る限り最速の事例です。
2020年時点では翌年には収まってるだろうという楽観視もあった中、いち早く延期を決めて、出場者のことを一番に考えてるなと感心したのですが。

ところが実際には何も考えていなかった。
あったのは商魂たくましいなにわ根性だけだったのです。


2025年まで大会が開かれないというのは選手にとっては大問題です。
TOKYO 2020でも1年間延期して選手のモチベーション維持やコンディションづくりが大きな課題となったというのに、ブランクがその比ではないのですから。
さらに出場機会そのものが失われる懸念もあります。
マスターズは年齢別にクラスが分かれますから、出場したかったカテゴリーに出られないとか、加齢によってそもそも参加が叶わなくなるといった事態が考えられます。
出場者のことを思えば予定通り2022年か、再延期するにしても一日でも早く開催されることを強く希望します。

全てのスポーツ大会がアスリートファーストの視点に立って開かれてほしいと前から願っているんですけども。
依然として当事者は置いてけぼり、理念が成熟していないことがあらためて浮き彫りとなりました。

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