ごきげんよう。
某Instagramがいいねの数を表示しない取り組みを試験的に
始めるそうですが。
機能自体には何の落ち度もない、どころかサービスの魅力を
向上させた根幹とも言える機能なだけにご苦労なことです。
影響力のあるユーザーを見つけて広告や変なメッセージを
送りつけたりは減るという副次的な効果は期待できますが。
いいねの数が見えているだけでこれだけ人気取りが過熱したり
過激なユーザーが増えるというのはたしかに予想外でした。
国内でも「不適切な投稿」が問題になりましたが日本だけじゃ
なかったのか、と。
情報の可視化は一般的にはよい効果を生むものとされます。
- 企業活動の効率化、コスト削減、生産性向上
- スポーツのデータ分析によるトレーニングの進歩
- ダイエットの第一歩は毎日体重を測ることから
- 電力使用量が表示されると自然と節電の意識が働く
SNSでも先述の通りユーザー獲得や積極的な利用につながって
いますが、その一方で最近おかしな事態も発生しています。
「フォロワー数マウント」といった言葉に象徴されるような、
目に見える数値を個人の偉さか何かと勘違いしたり上下関係を
幻視する現象です。
さらにはそれが行きすぎてフォロワー水増しや売買といった
悪用まで起きているようです。
「数の力」ならぬ「数字の力」の暴走とも呼ぶべき状況。
仕事でも以前から見える化を推進してきて、自発性に訴える
その力を信奉してきた身としては残念でなりませんけども。
今回の変更がこの流れに一石を投じるのか、一人ひとりの
ユーザーとSNSとの関わり方に変化をもたらすのか注目です。
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