地熱模様

2006/05/25

むかしのひび

単位の話です。いえ、地面から降ってきたり空からわいてくるあれじゃないほうです。(ていうか逆だし) まあ、私は要領というものをまったく理解していない学生だったので、そのような思いを味わった記憶があまりないんですがそれはさておき。<だからそっちの単位じゃねえっつってんだろ キロメートルやキログラムといった単位を記号で書くとき、キロを大文字で書いたらいいのか小文字で書いたらいいのか迷うことありませんか。正解は小文字です(km、kg)。が、問題はもっとややこしくてですね。計算機上の記憶容量の単位であるキロバイトだけは、キロを大文字で表記します(KB)。これはどうしてかと言うと、度量衡の単位では1キロ=1000を意味しますが、1キロバイトは1000バイトではなく1024バイトなので、差別化をはかるために異なる記号を用いているようです。そのわりには、メガ以上はどちらも大文字なんですが。しかも、情報量を表す単位はみな1024で表現するのかというとそうでもなくて、たとえば通信速度は1kbps=1000bpsだったりします。なかでも、いちばんやっかいなのがハードディスク容量。160GBとラベルに書かれたハードディスクを購入して、パソコンに取りつけて表示したら149GB。…こんな経験ありませんか。これは、製品のパッケージ用の表記は1000倍ずつ、コンピュータ内部の計算は1024倍ずつと、異なる方法になっているためにずれが生じているのです。どうですかこれ、いかんですよね。1000と1024なんて大したちがいじゃないと思うかもしれませんが、このようにギガくらいまで掛けあわせると差が如実にあらわれてきます。ハードディスク容量がテラバイト時代に突入しちまった今、このへだたりがもっと大きくなって、消費者を混乱させることうけあいです。そろそろ見なおしたほうがいいんじゃないでしょうかね。

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