腐ってねーよ!

2003/03/11

むかしのひび

勝負は一瞬。離陸時の加速度にあえなく撃沈して帰ってまいりました。というかまいりました。
さて、みやげ話にもなりませんがおもしろいものに乗ってきました。エレベーターです。…そんな目で見ないでください。エレベーターを見るのさえも珍しがる田舎者ってわけじゃないです。どこにでもある、しかれどちょっと古びたエレベーターで、乗りごこちやスピードもいたってふつうの、気がついたらこのコンクリートジャングルに日夜押し寄せる無表情な人の波に飲まれてまぎれてしまいそうなものだったんですが(何ですか)、これがかわいい顔して実はすごいの。というか年甲斐もなく好奇心旺盛な私だったからこそその姿を垣間見ることができたのかもしれませんが、乗ってからひまだったので(?)ボタンを適当にポチポチ押してあそんでた(??)のね。もしくはハチポチ。そうしたら、あれって押した階の数字がランプつくじゃないですか、あれがなにかの拍子に消えたのよ。おや?って思って。これはなにか秘密が隠されてるんじゃないかと直感したもんだから何度もやってみたわけ。これはもう裏技っつーか大技林のたぐいですよ絶対。それはもうカセットを本体に半差しにしてまでバグ技を発見しようとするくらいの意気込みでがんばりましたよあたしゃあ。そして接触がわるいときはかならずと言っていいほど吹くよね(余談) かくしてついに謎は解けました! このボタン、ダブルクリックするとランプが消えるんです。いえ本気です。さらに重大なことに、いちど点灯させてからダブルクリックでランプを消した階には、なんとエレベーターが止まらないのです。これはポーション99個技に匹敵する世紀の大発見です。そう思いませんか。思わないですか。そうですか。でもそれを見つけた私の瞳は少年のまなざしといいますか、どちらかといえば少女マンガのキャラクターのようにキラキラ輝いていたのですよ。擬音語をあてるならキュピーンって感じで。思わず小悪魔の微笑。そう、企んじゃいました。乗っているときにすべての階のランプを消したら行き先を失ったエレベーターはどこへ行くのか、これを試してみたくなったのです。突然急停止してしまうのか、それとも延々進みつづけるのか。もし例のキャンセル技が機械の設計ミスだったとしたら大事故にもつながりかねない危険な実験です。でもなにごともやってみなければ結果は得られないんです。ファミコン小僧のみなさんはわかってくれますよね。緊張の面持ちで乗りこんですかさずダブルクリック! …最寄りの階でしずかに止まりました。

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