深刻な素材過多 (2)

2021/05/18

ツンデレ

アマルガムの反対はタリナイガム?<何 ごきげんよう。

動物番組の二枚看板といえば『ダーウィンが来た!』と『ワイルドライフ』ですが。
※個人の感想です

自分も欠かすときは欠かしながらチェックしています。(いらんこと言わんでいい)
2つとも見ていると気づくのですが、ちょいちょいネタがかぶることがありまして。
ネタどころか映像レベルで使い回してるだろっていう。

衝撃だったのは先日のことです。
2021/04/25(日)のダーウィンは北海道のラッコ回で、実は1月にワイルドライフでもやっていました。
アルファベットで名前をつけるという紹介のしかたや、最後母親が子供をえさの豊富な場所に連れていって独り立ちを促す展開まで完全に一致。
個人的にはかわいい映像を再び拝めてこれはこれで満足だったのですが、事件はこれで終わりません。

次回予告はサバンナのチーターで、マヌールのゆうべにもライオンやハイエナに獲物を横取りされることを嘆くチーターが登場していました。
ほほう次回も楽しみだ、と思った矢先のことです。


翌4/26(月)のワイルドライフ、舞台はサバンナです。
いやまさか…。
冒頭は肉食動物の二大勢力、ライオンとハイエナのライバル関係が紹介されました。
えっちょっと待って…?
そしてこの2種に脅かされる存在として登場したのが、

チーターーーーー!(キターみたいに言うな)

内容もマヌールのゆうべでやっていた通りで、食事中にライオンが近づいてくると獲物を残してあっさり逃げ去っていきます。

こんなのダーウィンでヒゲじいが、
「横取りなんてひどいじゃないですか~!」
「でもチーターだって情けなさすぎますよ~」
などと言うのが目に見えています(ぉ

といってもチーターメインではなく、さまざまな動物が環境の変化に対応して懸命に生き延びているという話でした。

そして大型連休に入って5/2(日)、ダーウィンのチーター回です。
ライオンにえさを横取りされる映像もそのまま使われました。
ヒゲじいは無反応でしたが。

狩りの経験の浅さを補うため、群れで行動する5頭の若オス。
オルパダンという名がつけられたリーダーが力でメンバーを統率し、落ちこぼれのオルニョクは失敗ばかり。
…ってあれ?
名前にものすごく聞き覚えがあるんですが。

実はこの5頭のチーター、昨年か今年のワイルドライフですでに取り上げられていました。
たしかオルパダンがけがか何かで降格したり、1頭ずつ群れを離れてメスと会瀬したり、といった内容だったと思います。
つまり、元のワイルドライフのチーター回の一部映像が4/26に流用されたほか、再構成されて5/2のダーウィンで放送されたのです。

ダーウィンのチーター回はなんと前後編で、次回予告はワイルドライフと酷似した内容でした。
やはり再構成だったのでしょう。

…というわけで。
「使い回し」と聞くとよくないイメージですし、今は海外ロケも難しいのかな…と同情すら覚えてしまいますが。
この2つの番組を見ていると印象が変わります。
ただの再放送よりも、見方や切り口を変えることで新たな気づきがありますし。
そもそも複数の番組をチェックしている人ばかりではありませんし。
豊富な映像資産を有効活用してこの難局を乗りきっていると思いますし、視聴者にもうれしいし、よいことずくめです。

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