物質系なお願い

2008/03/06

むかしのひび

誰も言わないみたいだから代わりに言うけど…、爽健美茶のCMって毎回エロいよね。こんにちは。
なにかと人手不足がさけばれる今日この頃ですが。医師不足、教員不足、法律家不足、団塊世代退職後の後継者不足、農家のアルバイト不足、与党の参議院議席不足、EXILEのメンバー不足、暑いからという理由で来ない引っ越しの手伝い不足、ブルマ女子中学生不足、巫女さんとの出会い不足などなど。<途中からだいぶおかしいだろっていうか、出会いとかおまえの個人的な感想じゃねえか お姉ちゃんの結婚を祝ってください!<それはヒトデだ!もう帰れよ!
そんななか、システム開発にたずさわる技術者もまた人手不足だと言われています。…まじで? いえ、これはけっして私だけの個人的な感想ではないと思います。当事者の実感として、そんなにひっ迫しているようには感じられません。
業種にもよりますが、比較的古くからある分野ではすでに飽和状態です。会社単位で見れば、むしろ少ない仕事を多くの事業者で取り合っているような状況です。けして供給過剰だとも思いませんが、サバンナの野生動物たちのような殺伐さ、あるいは飢餓感は見受けられます。新しい分野でも、すでにIT不況と言われて久しく、景気の波に左右されやすいため安定した需要というのはそうそう見込めません。
人材の面から見ても、そんなに難しいとかきつい仕事ではないと思いますから、なり手が減ることはないでしょう。男女比もわりとましですし、文系出身者も多いです。なにせ、今やパソコンやインターネットなんてみんな使えて当たり前の世の中ですから、もはや特別な技能でも何でもないというところまできています。

そうすると、それぞれの会社の中での人手不足ということになるでしょうか。仕事の単価が下がれば経費を切り詰めないといけない、それで人員削減、ということはあるでしょう。そのために個々の従業員の負担が増えて、システムの質の低下、あるいはうつ病になるなどの問題が取りざたされています。
ですが、それは会社の中の問題であって(もしくは業界の中でのとか)、少なくとも仕事の発注元やシステムの利用者など社会から見た人手不足にはあたらないと思います。つまり、システムエンジニアたち自身が、自らの仕事の忙しさを訴えているだけではないかと。…もちろんそれでも社会問題として扱うには十分ですけど。
だって、人員を増やしたところで、会社は仕事の数を増やしたがるでしょうから、個々の負担軽減につながらない可能性が高いです。忙しさの原因は、技術者が足りないからではなく、許容量を超えた仕事を請け負っていることにあります。
思い出すのは、昨年のあるある大事典問題です。今年の漢字が「偽」に決まった2007年、その年頭に起こった騒動でした。制作側の関西テレビが、なぜねつ造に至ったのかという検証番組を何度か放送していて、けっこうヲチしてたんですけれども、根本的な原因は制作期間が足りなかったからというものでした。
複数の別個の学説を三段論法的につなぎ合わせて「納豆(大豆)を食べるとやせる」という仮説を導いたものの、被験者を集めてテストしたところ、期待した結果は得られませんでした。しかし、収録期日が迫っていて、テストをやり直す時間も差し替える他のネタもなくて、それで虚偽の結果などを盛り込んで放送してしまったそうです。
…なんていうか、だったら放送しなけりゃいいのにって思いませんか。結局はテレビ局側が自分で自分を追い込んで首を絞めている、という印象です。テレビ番組もソフトの一種と考えれば、やはりシステム会社の実情と通じるところがあるような気がします。だいたい、べつに毎週新しいネタやってくれなんて視聴者は頼んでいませんし、過去の放送の総集編に切り替えるとか、あるいは制作が間に合わなかったら一週くらい休めばいいんです。作者急病のため休載しますとか(マンガか)。新刊落ちましたとか(同人誌か)。メインヒロインのシナリオごっそり削るとか(エロゲーか)。お姉ちゃんの結婚を祝っt(クラナドはエロゲーじゃねえよ!人生…かな!)

ソーシャル/購読

このブログを検索

コメント

ブログ アーカイブ