おやすみなさいを言った後に

2008/12/21

むかしのひび

2008年あまやどりOricon(オリハルコン)トップテン
1. Love Jump/栗林みな実
2. Astrogation/水樹奈々
3. たった1つの想い/KOKIA
4. 音のコンパス/霜月はるか
5. トライアングラー (fight on stage)/ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
6. 片翼のイカロス/榊原ゆい
7. めろ~んのテーマ ~ゆかり王国国家~/田村ゆかり
8. Over The Future/可憐Girl's
9. only…/橋本みゆき
10. 美しく生きたい -10 Years anniversary mix-/MELL

というわけで、今年もランキング発表までこぎつけることができました。チェックしてるアニメやアニソンの量が年々減ってってる中で、どう自分の中でこれはっていうマイベストを決めてくかっていうのが課題になってきてはいるんですが。
でもとりあえず2008年は、ネタに困らないほど音楽業界は盛り上がったと言えるでしょう。霜月はるかさん、茶太さん、片霧烈火さんのアルバムが同時発売されたり、マクロスフロンティアの楽曲が大人気になったり、「踊る」オープニングやエンディングが引きつづき隆盛だったり、川田まみさんの曲がI'veとしてなのはシリーズに初進出したり、ツンデレカルタ、ヤンデレな女の子に~など音楽以外のCDもいろいろ出たり、ひっとさっしゆびゆびっだったり。<最後おまえが歌いたかっただけだろ
以下、トップテン各曲の感想とか。

美しく生きたい -10 Years anniversary mix-
CD「MELLSCOPE」収録曲。
元は新曲じゃないので今年のランキングに入れるのは本当はNGなんでしょうが、その、あまりにも懐かしかったので…。タイトルどおり、10年前に発表された「美しく生きたい」のリメイク版になります。ヴォーカルも録り直しです。
この曲を聴くと、やはり10年におよぶI'veサウンドの歴史、そして当時からのI'veファンである私自身の歴史なんかも思い出して、ひたってしまいます。もちろん、初代アルバムregretに入ってる曲はどれも思い入れが強いんですが、あの時期から今でもずっとI'veの歌い手として活動を続けているMELLさんは貴重な存在ですし、ファーストアルバムがついに出たので喜びもひとしおです。

only…
PCゲーム「明日の君と逢うために」ED。
これ単品ではふつうにただのいい曲というか、失礼ながらべつに特筆するようなところはないんですが、どういうわけかPURE SNOW(佐々木ゆう子/TVアニメ「火魅子伝」OP)にそっくりなんです。前に日記でネタにしましたが。
アレンジとかパクって作ったという感じでもないのに、曲調というか雰囲気が瓜二つでして。歌詞の内容もまったくちがうのに、聴いてると胸が痛くなるような切なさを感じるところまで共通しています。ふしぎ! さらに、同じく橋本さんのchange of heart(PCゲーム「俺たちに翼はない ~Prelude~」イメージソング)のイントロ部分もPURE SNOWとよく似ています。2曲合わせたらあたかも完全再現って感じで。

Over The Future
TVアニメ「絶対可憐チルドレン」OP。
まさかのリアルチルドレンきたこれ。幼さの残る声色と、まだあか抜けてないというかプロっぽさに染まってない初々しい歌唱が、疲れた大人の耳を癒してくれます。…いや癒してるのかもっとダメダメにしてるのかどっちだろう。
アニメも観てますが、原作ノータッチでも話がわかりやすいので好きです。ただ、スカートのひらひら具合にしか目がいかないのはもう私が歳くった証拠なんでしょうか…。ニヤニヤしてテレビ観ててはっと我に返るととたんにブルーになるんですが。でも作中の葵も中身は完全オヤジだし、なんか問題ない気が?

めろ~んのテーマ ~ゆかり王国国家~
CDシングル「mon cheri」収録曲。
とうとう来るところまで来たか、という感想。ゆかりさんお得意のメルヘンワールド詰め込みまくりな超ぷりちー空間にご案内~。電波ソングともちがうと思うけど、耐性がないととても聴けたものじゃないというくらいの破壊力。
以前にも書きましたが、近年のゆかりさんを見てると、純粋にかわいいとか萌えるっていう感情よりも、「若くないのにがんばってるなあ」とか「お仕事お疲れさまです」という気遣いのほうが先に来てしまってですね。いやもちろん好きは好きなんですが、どうしても素直にノるのが照れくさく感じてしまうのは、私が汚れたオタクになったからでしょうか。ウンウンソダソダ。

片翼のイカロス
TVアニメ「H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~」OP。
さすがわれらがゆいにゃん! テンポも速いし、音の高低や強弱も急激に変化するこんな難しい曲を、余裕どころか魅力たっぷり振りまいて歌い上げています。そして僕は…(TVアニメ「プリズム・アーク」OP)で見せた力強さ、芯の太さにもさらに磨きがかかっています。アニソンシンガーとしての確固たる地位を築いたと印象づける、それだけの実力を感じさせる一曲でした。
オープニングはこの曲、エンディングは霜月さんということで期待をかけてた作品だったんですが、肝心のアニメのほうはハマれませんでした。しかしマジカルOTOHAには反応せざるをえない!<しっかりハマってんじゃねえか

トライアングラー (fight on stage)
CD「マクロスF O.S.T.2 娘トラ☆」収録曲。
元は坂本真綾さんが歌う同作品のOPなんですが、それをシェリルとランカがカバーしています。もともと恋愛要素が強いこの曲に、さらに情感のこもったハモリがプラスされて、甘い刺激にいい感じに酔えます。
さらに「私、それともあたし」のように歌詞も一部変わっているのがおもしろいところ。一人の男をめぐって二人が競い合っているような、というかもう作中のシェリルとランカそのまんまな気がしますが、そこらへんがまさにfightだなと。キャットファイト的な意味で? でもどうせ最後は二人が(ネタバレ禁止

音のコンパス
CD「音のコンパス」収録曲。
霜月さんのアルバムは、kukuiの「箱庭ノート」は昨年出ましたが、個人名義では3年ぶりになります。泣かされました。曲調も明るいし歌っている内容も前向きなのに、なぜかもの悲しいような心寂しいような気持ちでいっぱいになります。…って、これって前回の「あしあとリズム」とほとんど同じ感想なんですよね。ああそうだよ今回も同じパターンにやられたんだよ!
またアルバムとしても、こういう郷愁を誘うような切ない曲が前回よりも多かった印象があります。曲の作り方とか歌い方とか、どこかにそういう要素があるんでしょう。やっぱり霜月さんの曲が大好きなんだ、と再認識した一枚でした。

たった1つの想い
TVアニメ「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-」OP。
ondはダーク曲だろうと平気で聴いちまう男なんだぜ? ということで、この路線もかなり嫌いじゃありません。まあそれはALI PROJECTや梶浦サウンドやI'veなんかの影響が大きいんですが。前ニ者では、本作品と内容も近いアニメのNOIRを、後者では島みやえい子さんが主題歌を歌うひぐらしなんかをそれぞれ思い出します。それ以来の、暗いけれどどっぷりつかれる曲に出会えました。
もちろん、KOKIAさん自体の魅力もあっての名曲です。愛の輪郭(TVアニメ「ブレンパワード」ED)、ありがとう、夢がチカラなどでもきれいな声にひかれましたが、やはり歌にしっかり一本筋の通ったものがあるから、どんな雰囲気の曲もこなせるし、聴く人の心に響くんだろうな、と思って。

Astrogation
CDシングル「STARCAMP EP」収録曲。
今年もかっこよかった! オレが女だったら確実に惚れてるね(待て 奈々さんのことかわいいって評価する人も多いですが、歌について言えばかわいいよりもかっこいいの方が、その…強い。Dancing in the velvet moon(TVアニメ「ロザリオとバンパイア」ED)、ちゅるぱや(DISCOTHEQUE/TVアニメ「ロザリオとバンパイアCAPU2」OP)など、むしろ大人の色気が増してることを感じさせますし。
そんな中でもひときわ輝いてたのがこの曲。駆け抜けるようなスピード感やサビの力の入った歌いっぷりはもちろん、何よりスケールのでかさ。壮大な宇宙を舞台に投げかける情熱的なメッセージがハートをしびれさせてくれます。

Love Jump
TVアニメ「紅 kurenai」OP。
はい、1位なのにアニメ見てません。知ったきっかけはニコニコ動画で公開されたMADムービーでした。某オンラインゲームを改造して某アニメキャラに似せたプレイヤーを操作しているんですが(さっきからなにその匿名報道)、その再現性の高さや動きのかわいさに思わずひかれて、くり返し見てました。再生回数は自分の中ではダントツトップです。あまつさえコマ送りで(ry
そんなわけでハマった動画ですので、BGMに使われていたこの曲も自然と頭に入ったという感じでしょうか。これも強弱が急に変化したりして激しさのある曲なんですが、そこは持ち前の歌唱力でしっかり歌いこなしてます。てなわけで優勝。

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