卒業アルバム編集委員

マスケットマスターマミ（完結編）

『まどか☆マギカ編集部の暁美ほむらです。お疲れさまです』
「…暁美さん？」
『今月から私がコミック版まどかの担当になったの。よろしく』
「えっ…あの、佐倉さんは？」
『死んだわ』
「うそーーー？！　どうしてそんないきなり…」
『なんでも初めてできた友達に初デートの前に魔女化されたらしくて』
「それで応戦むなしく命を…」
『いいえ、自爆よ』
「自爆ぅ？！」
『ええ。戦闘中に相手に情が移ったらしくて、「一人ぼっちは寂しいもんな」と言って炎の中に突っこんでいったわ』
「そうだったの…。というか私だってぼっ…いえ」
『それで仕事の話に戻るけれど。コミック版まどか、今月で最終巻よ』
「うそーっ？！」
『よく言えば予定調和ね』
「よく言ったって同じことじゃない…！」
『ごめんなさい。原作そのままのコミカライズだから話数とか最初から決まってて』
「それはわかるけど…。せっかくアニメも無事完結して盛り上がってきたところなのに」
『戦いはこれからも続く――、みたいな終わりでいいんじゃない？』
「そういう終わりかたってよくあるわね…。でも私の場合、ちょっと早く退場しちゃったから魅力をまだ伝えきれていないと思うの。魔法少女になったきっかけの回想シーンもあっさり目だったし、披露してない必殺技だっていっぱいあるんだから」
『…その境遇、まどかとかぶってるような』
「いや全然かぶってないわよ！　…それに最後、魔女空間で死んだからいまだに行方不明ってことになってるんだけどこれはどうしたら…」
『さあ？　そこはうまくまとめておいて』
「はあ…（暁美さん、なんだか冷たい）　それで、私の登場は何ページあるのかしら？」
『3ページね』
「うそおおおお？！　あの美樹さんだって2巻で見せ場たくさんあったのに…！」
『あら、美樹さやかだって今回が最後の出番になるけど？』
「そ…それもそうね。ちなみに美樹さんの出番は何ページ？」
『16ページよ』
「ウワアァァァン！！　が、外伝漫画では暴れまくってやるんだからー！」
『どうぞ』

【魔法少女まどか☆マギカ　最終巻】
すべてを終わらせる時…！
「ソウルジェムが魔女を生むなら、みんな死ぬしかないじゃない…！」
「そうそう、これ返さないとね（黒歴史ノート）」
「行ってしまったのね…円環の理に導かれて」
マミのおっぱいが世界を救うと信じて…！
（ご愛読ありがとうございました！）