盲腸コアラ

2003/11/18

むかしのひび

シュミレーションじゃなくシミュレーションだ!(挨拶) ということできょうはシミュレーションの話です。ええと、サッカーの。近ごろ試合中継みてると、どうもとりすぎなんじゃないかって気がするんです。本当にファウルを受けたのかそれともくらったふりをしたのか、たしかに判別がむずかしいことも多いと思うんですがなかなかどうして。せっかくゴール前に攻めこんでチャンスを作ったのに、倒されて痛い思いして、なおかつ自分がカードもらったりしたらいたたまれないことこの上ありません。サッカーは紳士のスポーツである、とよくフェアプレーの精神がうたわれますが、実際のところ、それ以上にずる賢さやだましあいがワンプレーの大きな鍵をにぎっています。事件は現場で起きているんだってやつですね。関係ないですね。そうですね。
なにが問題かって、あのだだっ広いグラウンドのなかに主審がひとりしかいないってことです。副審もふたりいますが、おもにラインやオフサイドを見ている担当で、ゲームを止めたり判断をくだすのはやはり主審にゆだねられています。なので運動量がはんぱじゃない。ひと試合のあいだにどの選手よりもたくさんの距離を走っている、というデータもあります。ですから、いちいちフィールドのすみからすみまで行っていられませんし、あまりプレー中の選手に近づいても自分にボールが当たったりじゃまになるので、どうしてもすこし離れた位置からしか見張ることができません。そのために大胆なプレーが横行します。相手を押さえつけたり服を引っぱったり、一対一のときはさながらつかみあうような激しい攻防も見られます。これではまずファウルなのかどうなのかすらわかりません。取りすぎてもゲームが中断してばかりで流れがとぎれてしまいますし、観客も興ざめしてしまいます。だいいち遠目ですから主審もただしく判定できないことがあるでしょう。そこで、選手が倒れたかどうかをファウルが起こったという目安にしているわけです。それだと大雑把すぎないかなって。
私は高校のときバスケットをやっていて、大学ではサッカーをやったんですが、両者の差異をいちばん感じたのはやはりそのへんのところというか、ボディコンタクトのちがいです。バスケはスクリーンプレーなど、全身を使って相手の進路をふさぐことは認められていますが、強く押したりちょっと相手の腕をたたいたりするともうファウルです。また主審はふたりいて、わりときびしくチェックしています。そういう畑で育った私がサッカーの世界にとびこんだとき、一見ラフプレーとも思える激しい当たりや、審判の目をぬすむずるいテクニックにはほとほと戸惑わされました。今は、それもサッカーのうまさのひとつであると理解していますが。ときにはうそをつくことも必要だ、って、なんだか人生みたいですよね。<なに悟ったようなこと言ってんの というわけで、マイオピニオンとしては、反則はきびしく見てほしい、でもシミュレーションは取りすぎないでほしいというわがままさんなんですけれども。むしろ審判制度を見直してほしい。
そういえば、いつの間にかグルグルが完結してたんですが。<いまごろ気づいたのっていうか、そっちが本題なのかよ

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