プラスティック・メモリーズ

2020/06/22

何様

蒟蒻畑塩スイカ味うめ……いや微妙。ごきげんよう。

レジ袋有料化に今さら戦々恐々しているみなさん!
ぼくはすでにコンビニでも他の店でもマイバッグ持参なので死角はありません。
(しれっとマウント取るのやめーや)

スーパーはもうレジ袋をつけないのがデフォルトになっています。
最初はわざわざ袋いりませんって言うのが手間でしたがそれも不要になってきましたし。
他の店も時間がたてば慣れていくことでしょう。

しかし一方で法制化には疑問を感じます。
『レジ袋有料義務化』は最終的なゴールではないはずです。

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2020年は感染症対策で話題がもちきりになりましたが、もともとその前はプラごみ削減に向けた国際的な議論をしていました。
ウミガメや奈良のシカがレジ袋を食べて死んだり、分解されずマイクロプラスチックとなって海洋生物の体内に蓄積されるなど地球規模の問題となっています。

したがって、めざすべきは使い捨てプラスチックそのものの削減です。
有料にしようがレジ袋を配り続けていては意味がないのです。
その点では、配布そのものを禁止する亀岡市の条例案のほうが目的に適っていると言えます。

MOTTAINAIという言葉を世界に発信した一方で、ごみも食品廃棄もいっこうに減らず、飼いきれなくなったペットすら捨てるわれわれ日本国民。
捨ててしまえば自分の物ではない、自分に責任はないという認識が強いのではないかと感じます。
自分の出したごみや排水がどこへ行くのか、という基本的なことから学ぶ必要があります。

レジ袋有料化は、小売店から選択肢を奪っている点でも問題です。
本来はプラスチック削減に向けて各企業が取り組むべきことです。
紙袋やバイオマス原料に切り替えるのもその一つですし、そのコストを袋を有料にして回収するか、商品価格に上乗せするか、あるいは将来への投資として自社で負担するかは店舗ごとの判断にゆだねればよいことです。
それが、有料にさえすればポリ袋を使い続けてよいと誤解されては、企業の環境活動をむしろ後退させかねません。

感染症対策で店内飲食よりもテイクアウトが好まれ、スーパーなどの利用も増えましたが、落ち着いたら再び買い物の環境負荷にも目を向けたいところです。
人間本位の思考では解決できない問題なのですから。

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