カラダにコントレックスを

2009/05/22

ふるいひび

とある魔術のオンデックス。…ごめん、まじごめん。こんにちは。

最近のニュースより。

▼いわゆる足利事件の再審請求の中で、DNAを再鑑定したところ「不一致」と出ました。
この事件の裁判をきっかけにDNA鑑定が証拠として重視されるようになっただけに、ゆゆしき事態です。
今やDNA鑑定なんて、どんな事件でもサスペンスドラマでも登場するくらいの常套手段なのに。
当時の鑑定は精度が低かったということですが、そもそもそれをなぜ採用してしまったのかと。
指紋なんかも誤判定がありえるみたいです。…これはバイオメトリクス認証からの知識ですが。
鑑定結果を素直に信用していいのか。裁判員制度の開始にあたっても不安を残すニュースでした。

理系人間としては、最先端の科学技術がさまざまな分野で役立つことを願っていまして。
和歌山カレー事件のときは、同じヒ素かどうかを判定するためにSPring-8が使われました。
奇しくも同じ近畿圏にあり、高校のOBの先輩が勤めていて個人的にも思い入れがある施設です。
この鑑定結果が逮捕・判決の重大な決め手になったときは、思わず「科学の力バンザイ!」と
言ってしまったものですが。
疑わしきは被告人の利益に、が原則となっている法廷において、科学的に正しい客観的な証拠を
どれだけ集められるかが今後ますます重要になってくるでしょう。

▼障害者団体の割引制度を悪用したダイレクトメール発送事件、郵便事業会社の人が
逮捕されるという事態にまで発展しました。
これはちょっと意外でした。今回の事件、郵便局はどちらかと言えば被害者だと思っていたので。
違法行為を見逃してしまったことが問題だったということでしょうか。

今回のケースのように、「何もしないこと」が犯罪になる場合があるというのは注意が必要です。
企業経営者の背任容疑とかもそうですよね。会社に損害を出さないための努力を怠った、とか。
悪いことさえしていなければ罪に問われることはない、などと高をくくっていてはいけません。
事件や犯罪を見て見ぬふりをしてはいけない、傍観者ではいられない。
市民一人ひとりが、安心して暮らせる社会のために自発的な行動が求められているということです。

…ああ、最近は「障がい者」って書かないといけないのか。
逆に意識してるようでなんかアレだなあ。

▼サッカーのAFCチャンピオンズリーグ、決勝トーナメント進出チームが出そろいました。
Jリーグ勢は4チームすべてが予選グループ通過しました。気になるラウンド16の組み合わせは…、

名古屋-水原三星(韓国) @瑞穂
G大阪-川崎 @万博
鹿島-FCソウル(韓国) @カシマ
浦項(韓国)-ニューカッスル(オーストラリア)

という。いずれも厳しいカードになりました。
まず川崎がもったいなさすぎる。2位通過になったせいで連覇を狙うガンバとのつぶし合いに。
名古屋と鹿島が対戦する韓国Kリーグの両チームも、予選グループでそれぞれ鹿島、ガンバが
黒星を喫しているくせものだけに注意が必要です。
ラウンド16は東アジアと西アジアに分かれてそれぞれ対戦カードが組まれるため、どうしても
Jリーグ勢が韓国勢と多く当たってしまうというWBC状態は避けられなかったんですが。

それでも、この一発勝負のラウンド16さえ乗り切れば、というところなんですが。
ベスト8が出そろったところで、東西混合でトーナメント抽選を行って組み合わせが決定するからです。
Jリーグから1チームでも多くベスト8に勝ち上がって、そして3連覇をぜひ果たしてほしいです。

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